映像と共に演奏でしたので曲が伝わりやすかったようです。
終了後、聴いていただいた方から
「鳥肌がたったよ」という感想をいただきました。
「鳥肌がたったよ」
箏弾きにとってほんとにありがたいお言葉です。
この曲は・・・
大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で鈴木保奈美さんが演じているお市
織田信長の妹
3人の娘(茶々、初、江)の美しい母
浅井長政に嫁いだが夫・長政は信長に敗れ自害
その後、柴田勝家と再婚。
勝家は豊臣秀吉によって滅ぼされる。
宿命を背負ったお市が炎の中に見た
思いをつづった曲です。
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新しい力が古い時代を滅ぼして、つぎの時代を開いてゆく・・・
人間の歴史の中で、あくことなく繰り返されてきたドラマです。
往々にしてそれは国土を焦土と化した戦火であり、大量殺戮であり、
そのたびに多くの貴重な文明が失われてきました。
そして愚行は、文明が最高に成長した現代にあってさえ、とどまることを
知らない悲しい人間の業であります。
柴田勝家が、豊臣秀吉に攻め滅ぼされた北陸、北の庄の城あとを
訪れた感慨は、勝家の妻として、夫と炎上する城と運命を共にした、
お市の方の数奇な運命への哀惜だけではなく、
炎の舞の中に見た愚かな人間の業への、やり切れない屈折した
情念でもあります。
(解説引用)
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