昨日のカツカレーの話の続きから。

今回は、文化評論ではなく、プリキュア御意見番・二代目喝御大としての記事です。

 

カツカレーと言えば、そうそう、昨日申し上げた長嶋茂雄さんの前に巨人軍で背番号をつけていた人。

 

千葉茂氏。人呼んで、猛牛。

後に近鉄パールスの監督となり、彼にちなんで「バファロー」、後に「バファローズ」と改称。

現在のオリックスも、バファローズを承継しております。

 

背番号3と言えば長嶋茂雄というのが相場だが、

昭和13年入団で、後の巨人軍の基礎を作った方々には、

この千葉茂の他、赤バットの川上哲治、戦死された吉原正喜などがおられます(敬称略)。

うちにある、川上哲治御大の色紙。

この後、少しレイアウトが変わっています。もう少し、変える予定。

 

さて、その長嶋茂雄氏は、今や日本史の教科書にも載るレベルになってしまいましたが、戦後プロ野球を引っ張ったのは、何と言っても、この赤バットの川上哲治氏であります。

川上氏は、投高打低の当時、しかも兵役期間まで挟んでいるにもかかわらず、史上初の2000本安打を達成。

生涯通産安打は、2351。

長嶋茂雄氏はちなみに、2471。

 

彼らを記録で圧倒的に引き離したのが、我らの偉大なる初代喝御大・張本勲氏(通算3085)。

右の、いかついおじさん。

左のオーラ半端ないおじさんが、世界の王こと王貞治氏。

 

さてさて、繰り返す。

張本勲氏は、川上哲治氏とよく似た傾向を持っており、守備は駄目だが打撃は超一流。

それで、じゃ。

 

張本氏は、川上御大の訃報に際し、かの御意見番で、おっしゃっていた。

 

記録は超えたかもしれないが、それをもって、

自分が野球人をして川上さんを超えたとは、

今なお思っていない。

 

~当時はプリキュアに完全に亡命していたわけでもなかったので、このときは、確かに、見たよ。

~~ドキドキの途中だったけどさ。

 

これには、しびれました。

 

翻って、食べ物の味の問題だって、一緒だよ。

単体でうまいもの、確かにあろう。

組合わせの妙でうまいものも、ある。

 

記録で偉大な選手を超えても、その選手を超えたということになるわけじゃ、ない。

 

杉浦忠は200勝していないが、最近の投手で200章や250セーブを記録した選手の中に、

杉浦忠を超えたと言える投手が、何人いるか?

日本シリーズで4連騰して4連勝した投手、38勝しながら4敗しかしなかった投手がいるか?

中西太は実働7年、しかしその間、実質三冠王4回。

2000本安打を達成した選手は、今や何人もいる。

だけど、中西太よりすごいと言い切れる選手が、何人いるか?

三冠王のチャンスが7年中4回もあった選手が、他にいるか?

 

言い出すとキリがないから、このあたりで。

この命題の答えは、ひとつじゃ、ない。

だが、物事を考えるきっかけになることは、間違いない。

それで、いいのです。

世の中、この構図と同じ論点など、履いて捨てるほどあるはずよ。

 

酔っ払いのおっさん、プロ野球の話になるとこれだもんな。(あすか)

私らの「女子高生のテニス」なんか、大昔の何とか選手に言わせれば、へなちょこの代名詞だとか。(百合子)

へなちょこ上等!フェニックス学院で大暴れしてやろうじゃないか!(あすか)

異議なし!(百合子)

 

トロピカる精神で、打撃の職人と言われた山内一弘さんの阪神移籍時のお言葉を粉砕してもらいたいものだね。

~このエピソードは、村山実さんの著書「君もヒーローになりたくないか」に出ておりました。

では、日曜朝のプリキュアに、亡命します。