母から聞いた両親の思い出話です。


母から何度か聞かされた話ですが、父からは聞いたことがないので、真偽の程は分かりません。


その昔、住んでる近くにこうへい橋(多分紅兵橋と思いますがまだ幼稚園の頃なので漢字を知りません)という吊橋がありました。

夜遅くに父と母が橋を渡っていると橋の反対側から人相の悪い男の人が来たらしい。そこで父と男、お互いに言葉を交わすこともなく睨み合って黙ったままくるりと体をかわしたらしい。置いてけぼりをくらった母、慌てて父の後を追いかけたらしいが、

まあ当時は街路灯もなく、人もいないなか、月明かりのもと、人とすれ違うということは、それなりに恐怖感のあった時代でした。