今TBSで広島カープ、広島市民球場の特集を放映しています。
ブログのタイトルは、特集のサブタイトルです。
私、古葉元監督の大ファンなのです。
古葉元監督といえば、ベンチの陰に隠れながらじっとグランドを見つめる姿が有名。
市民球場の周りを番組スタッフと共に、昔の思い出に浸りながら歩く。
TVカメラに気が付いた小学生らが一斉に集まってくる。
スタッフ『知ってる?このおじさん、カープの監督さんだったんだよ。』
子供 『え~っ!!本当????すご~い!!!』
古葉 『そうだよ~10年以上もやってたんだよ~』
彼の笑顔に優しい人柄がにじみでていた。
そんな彼だが・・・。
私が小学校3年生くらいの時の出来事である。
後楽園球場にて、巨人vs.広島の試合を観に行った。
とある企画で、試合終了間際に広島側のベンチに入ることが許された。
ここで目に飛び込んだ光景は・・・、
衣笠幸雄が古葉監督から罵声を浴びせられている。
山本浩司のスネに古葉監督のキックがもろに入っている。
高橋慶彦が顔面をグーで殴られている。
などなどなど。
星野監督の激しさなんて、はっきり言って大した事ないです。
古葉監督の方がはるかに怖いです。
きっと。
鬼の形相とはまさに、である。
当時の私は固まったまま動けなくなってしまった。
11-2の大敗を喫し、主力選手がブスッとした表情で続々と引き上げていく。
握手して、とか、サインくれ、なんてとても言える雰囲気ではない。
そんなとき、古葉監督がニコッと微笑み、私の頭を撫でてくれた。
子供に夢を与える、プロ野球選手のあるべき姿。
プロの世界の厳しさ。
子供ながらに、これらを痛切に感じさせられる出来事だった・・・。
今、彼に是非聞きたいことがある。
『私は監督のあの姿を見てしまった、おそらく唯一の子供です。憶えてますか???』
あ、もちろん、忘れられていても変わらず大ファンです。