あっという間に寒くなったと思っていたらもう新年で、高校に入学して早1年が過ぎようとしていることに驚きを隠せないようで納得している(?)今日この頃。
あ、クリスマスケーキを自分で作るとか、意外とぼぅっとしていない行動派ですよ。(写真自慢したいくらい)
クラスで手作りスイーツの話しているのを聞くと混ざりたくなるのですよね。
私、「ほわいとでぇー?クッキー作ってこようかぃ?」なんて言いたいですよ。
まあ、自分から行けよと思いますが。
……なんだか私情駄々洩れ、題名の小説感相まってよくわからない文になっていますね。(笑)
改めて、今回は音楽の三連符について主観たっぷりで熟々と述べていこうと思います。
何故、三連符はエモいかですよ。何故なのか!
これを読めば音楽を聴いていて感じる「エモい!」がわかりますよ。きっと。
…というのも最近、洋楽、邦楽を聞いていて邦楽に三連符が多く使われていると感じ、邦楽の中でも歌謡曲と邦ロックでは三連符の使われる場面(意味)が少しばかり違うと感じたためです。
あと、前回の記事(丸の内進行)の内容が難しかったため、ほかの記事より感想が少なかったのです。(笑)
(果たして10人くらいには読んでもらえているのか?)
だから!!もう少し簡単にして、たくさん感想が欲しい欲望もありますが……
まあ、本題に入りましょう!
理論から入ってはつまらない!ということで、邦楽聞いていて三連符感じますか?(唐突)
三連符を感じてもらうよう三連符が使われている曲の具体例を出します。
三波「カワキヲアメク」ラスサビ前、Ado「うっせぇわ」二回目のサビ前、東京事変「選ばれざる国民」間奏のベース部分、太鼓の達人のあの難関曲の「幽玄ノ乱」も半分くらい三連符(+五連符)ですね。
歌謡曲では石川さゆり「津軽海峡冬景色」の全体、エトセトラ、エトセトラ……
私の感覚として半分くらいの邦楽に三連符は使われています。
そして今、私が紹介したところを聞くとおそらく誰しも「おおお」となります。
興奮して「おおお!!」ではなくリズムが急激に変化したように感じ、困惑の「おおお!?」です。
言葉で説明すると、「これまでのリズムを無視して無理やり音が鳴っているように聞こえる。」性質があります。
この微妙な驚きと気持ち悪さ(不安定ともいう)これこそが曲に浮遊感を持たせ、いわゆる「エモさ」となるのです。
皆さんも自分の好きな曲を聞いてみたら結構三連符あると思います。
因みに、東京事変「選ばれざる国民」はエモさの塊ですよ。ボサノバだし(ボサノバは二拍子だけどね!)、終始裏拍ですし(ボサノバだもの。でも、ボサノバはどこでもとれるものだが)、ウッドベースで上がって下がって(自分の好み)、丸の内進行な部分あるし(Em7最高!)、終いには歌詞に「ケセラセラ」。
最高です。是非皆さんにも聞いていただきたい限りです。
長い長い「因みに~」を挟んどいて、その前の文のことですけど。
「三連符いっぱい使われているんだね、エモいんだね……で?」ですよ。「使われていますね。それが何?」状態だと思います。
歌謡曲も邦ロックも単純に「エモいからとりあえず」だけではないのですよ。
(使いすぎると盆踊りと化すし。)
感覚的な話ですが、単純にずっと同じメロディーの繰り返しの曲があったとします。
寝ません?
校歌じゃん。(すみません)
校歌って単調なもの多くありません?うちの中学五番まであってほんとn……(割愛)
そんなモン誰も何回も聞きたくないと思います。寝るから。(本当にすみません)
でもさ、今ある曲のほとんどって、一番、二番、三番とか言って同じメロディーの繰り返しじゃない?
サビの部分ばかりな曲も多いし。
じゃあ何故眠くならないのか。
今の曲ってその繰り返し使われるメロディーの構成がジェットコースターになっていて且つ、曲全体につける飾り付けが上手だからです。
要は緩急があるのです。メロディーに。
というか緩急が必須なのです。
そこで、三連符を思い出してみてください。
三連符は「これまでのリズムを無視して無理やり音が鳴っているように聞こえる。」性質があります。
……そう。このためによく使われる傾向にあります。
だからラスサビ前の間奏とかに使われるのです。
だってさっき聞いたメロディーどんなに良くてもテンションアゲアゲにしないと何回も来たら飽きるでしょ。
でも、サビ前必ず三連符なんてしたら三連符にも飽きるから、ラスサビ前まで取っておいて切り札として使われがちなのですよね。
二番までなら繰り返されても聞き手も飽きないしね。
あと、これとプラスでラスサビからは今までより一音上がったものになる曲も多いです。
(テンションアゲアゲになってほしいから)
これとか、残響効果がいってしまえば飾りに当たります。
これは邦ロック、歌謡曲どちらにも当てはまります。
これこそ、三連符がなぜエモく、そしてよく使われるかです。
なんだか最後のあたり口が悪くなっている気もしますが、これも緩急ということで。
ここからは理論的補足説明です。
読みたい方はどうぞ。
先ほど三連符の意義を説きましたが、こんな疑問をお持ちの方もいるのではないか。
「津軽海峡冬景色のところで曲の全体に使われていると書いてあるのだが?」と。
歌謡曲では曲全体に三連符がたくさんちりばめられていることが多いです。
とにかく三連符だらけなのもあります。何故か。
ズバリ、「日本語の(人を指す)言葉は三文字が多いから」です。
もっと言うと歌謡曲って邦ロックと違い、歌詞の「男と女の大人なストーリー」が売りなのですよ。(歌詞が重要ということ)
そうなると自然と「あなた」や「おまえ」、「おんな」、「おとこ」といった人を指す言葉が多く用いられます。
そうなるとその言葉にあったリズムとして三連符が使われることになるのです。
もしかしたら三連符を多く用いたメロディーだからこそ歌謡曲には「歌謡曲っぽさ」があるのかもしれませんね。
ちなみに盆踊りも三連符の真ん中休符か付点8分音符と16分音符の組み合わせが多用されています。(跳ねる感じのリズムになる)
日本は三連符のリズムが昔から好きなのかもしれませんね。
三連符多いだけで和風にグッと近づくし。
ここからはもっと三連符自体について説明してゆきます。
深淵を覗きたい方はどうぞ。
ということでまずは三連符とは何か説明していきます。
とはいってもいたってシンプル。
「いずれかの音符を三等分にして流れる」ということです。
いずれかの音符というのは全音符でも四分音符でも何でもよいということ。
もっと簡単に言えば三つの音が一定のリズムで流れるということです。
しかし!!
理論を言っても、全くと言っていいほどよくわからないので、三連符を聞いたときどんな感じかもう一度説明します。
「おおお!?」となりますね。
詳しく言うと、「これまでのリズムを無視して無理やり音を詰め込んだように聞こえる。」と説明しました。
これが何故なのかを細かく説明していきます。
その前に、ここまで読み進めていただいたのであれば、きっとこう思った方もいらっしゃると思います。
「音を三つ一定のリズムでつなげるだけならわざわざ三連符なんて作る必要なくない?」と。
ですが三連符で作り出される音の間隔は三連符でなければ作り出せないのです。
……なんか今、さっきの答えをほぼ書いた気がするのでまとめると、「三連符の音の間隔がそれまでのリズムと違うから」リズムを無視して無理やり音を詰め込んだように聞こえます。
四分の四拍子の場合での説明です。
音楽はまず小節というブロックの集まりでできています。
今回は四分の四拍子のため、1つの小節の長さは必ず四拍になります。
四拍の中には休符、音符がありますが、この四拍を偶数で割った長さのものしか通常はありません。(小節の中に余りがあることはありえないから)
しかし、例外があります。
そう!!三連符です!!!!(実をいうと~連符っていっぱいあるけど)
また前の説明に戻りますが、三連符とは「いずれかの音符を三等分にして流れる」ということです。
そう。これまで偶数の音(?)しかなかった中、偶数で割った長さの音を無理やり三等分することによってこれまであり得なかった奇数の音(?)を作っているのです。
そのため三連符はリズムを無視して無理やり音を詰め込んだように聞こえます。(実際、無理やりやっているようなもの)
そして、「おおお!?」となります。
皆さんきっとそう思います。多分。
……ということで深淵もここまで。
読んでくださった方ありがとうございます。
あと、暇があれば感想もください!(いやお前誰だよ?)
あ、男です。(そういうことではない)
今回は軽くリズムの話をしようとしたらかな~り長い文になってしまいました。
先輩方に菓子折りを送れば問題はないでしょう。(笑)
これ先輩も読まれるけど。
ですが、この記事で少しでも普段聞いている音楽の少しディープな部分に興味を持っていただくとうれしいです。
泣くほどね。
……三連符ほとんど使われてないけど、サイケデリックな音楽が個人的におすすめです。
(本当に同じメロディーの繰り返しですが……)