天井知らず~~❕❕❣。
5万円突破した日経平均株価、午前終値は5万337円…1年7か月で1万円上昇
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日経平均株価が史上初の5万円を突破し、証券会社ではくす玉を割って祝った(27日午前9時4分、東京都中央区の岩井コスモ証券で)=浦上太介撮影
週明け27日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は、取引時間中として初めて5万円を突破した。
午前の終値は、前週末の終値比1037円71銭高の5万337円36銭だった。
日経平均は昨年2月にバブル期以来、約34年ぶりに最高値を更新した。翌3月に4万円をつけており、約1年7か月で1万円の上昇となった。
東証プライム市場では上場する銘柄の約9割が上昇している。日経平均より幅広い銘柄で構成される東証株価指数(TOPIX)も一時、取引時間中の史上最高値を更新した。
前週末の米国の株式市場では主要株価指数がそろって上昇しており、週明けの東京市場も流れを引き継ぎ、AI(人工知能)、半導体関連銘柄などが値上がりしている。株価水準が高く、日経平均への寄与度が大きい半導体関連企業のアドバンテストや半導体関連企業へ投資するソフトバンクグループなどの上昇が目立つ。
マレーシアで26日まで開かれた米中閣僚級の貿易協議で、米国が11月1日の発動を予定していた中国への100%の追加関税措置が回避される見通しとなり、対立激化への懸念が後退したことも投資家の積極的な買いを誘っている。
このほか、21日に就任した高市首相が掲げる「責任ある積極財政」への期待から、株式に買いが入りやすい「高市トレード」も続いている状況だ。みずほ証券の三浦豊氏は、「各社の世論調査で高市内閣の支持率が高い水準にあり、物価高対策など経済政策への期待が一段と高まっている」と話した。
日経平均は1989年末、終値として当時の史上最高値の3万8915円87銭をつけたが、バブル崩壊後は低迷し、2008年のリーマン・ショック後の09年3月10日には、バブル後の最安値となる7054円98銭まで下落した。
その後、12年12月の第2次安倍政権の発足後は、日本銀行による大規模な金融緩和策の開始もあって株価は回復基調に転じ、23年以降は日本企業の資本効率向上などに注目した海外投資家らの買いを背景に上昇ペースが加速した。
成長が期待されるAI、半導体関連銘柄が市場をリードする「AI相場」となる中、日経平均は24年2月22日、約34年ぶりに最高値を更新し、24年3月4日には4万円を突破した。
今年9月に石破首相(当時)が退陣を表明すると、次期政権の経済政策によって景気が下支えされるとの見方から株価は最高値圏で推移し、今月21日には、取引時間中に4万9945円95銭まで上昇して節目の5万円に迫っていた。
