小泉さん、勝つ為には、何をやっても良いんじゃないよ・・・
小泉陣営ステマ指示で、石破首相がキャスティングボードを握る? 混迷深まる総裁選
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新総裁になれば日本はどう変わるのか。
石破茂首相(自民党総裁)の9月7日の辞任表明を受けた自民党総裁選(10月4日投開票)が9月22日に告示され、論戦が始まった。立候補したのは、小泉進次郎・農林水産相、小林鷹之・元経済安全保障担当相、高市早苗・前経済安全保障担当相、林芳正・官房長官、茂木敏充・前幹事長の5人だ。日本をどの方向に導こうとしているのか。
小泉氏にステマ疑惑が浮上するなど混沌を深める総裁選の行方――。主要候補を中心に追った。
【画像】“ステマ指示疑惑”の小泉氏の主要政策や推薦人はこちら * * * ■林氏が急浮上の可能性 取材などを総合すると、現時点の総裁選の情勢は国民的人気の高い高市氏と小泉氏を、林氏が追う展開だ。時事通信解説委員の山田惠資氏もこう話す。
「高市さんと小泉さんの一騎打ちと言ってきましたが、現時点では林さんも加わって、三つ巴。論戦を経て、林さんが急浮上する可能性もある」 右派的な言動で知られた高市氏だが、今回はソフトなイメージを打ち出そうとしている。
「積極財政」による経済政策に力点を置き、保守的な姿勢を鮮明にはしていない。靖国神社の参拝についても、19日の出馬会見で「国のために命を捧げた方への感謝の気持ちは変わらない」などと述べたものの、昨年の総裁選のように参拝継続を明言しなかった。
自民党選対本部事務部長などを歴任した選挙・政治アドバイザーの久米晃氏は、「この方向転換を支持者がどう受けとめるのか」と冷たい視線を送る。
「タカ派的なことを言っていたのを、いまさらソフトにしても……。
靖国参拝は発言がブレている。中曽根康弘元首相は在任中の1985年に参拝したが、中国からの猛批判で翌年からは見送った。
安倍晋三元首相もそう。外交は交渉なんですよ。高市さんは自ら手を縛っているようにも見える」 有力候補の小泉氏も高市氏と同様、終戦の日の8月15日に靖国参拝を重ねている。
20日の出馬会見では、「総理になったら靖国参拝をどうするのかは、適切に判断していく」と述べるにとどめた。
その小泉氏も前回の総裁選で訴えた選択的夫婦別姓の導入を公約に入れないなど主張を抑制している印象だ。