筆者が小千谷に就職してきた若い頃、バンカラだった筆者は会社からの帰路、旭橋の上で高下駄履いて「妻を娶らば才長けて見目麗しく情け有り」と大声上げて歌いながら歩いていたら反対側から地元の
商店主と思える人が話しかけて来られ今どき珍しい
地元の人じゃないねと話しかけられ、自宅へ誘われた。
反骨の系譜
テーマ:社会科学
我が家に連綿と繋がる伝統に反骨精神がある。
褒められた事ではないが、父の残した遺稿から、
祖祖父~祖父~父~私~息子~と反骨精神は繋がっている。
権力に迎合せず、地位や金に眼を奪われず、時に柵(しがらみ)をも断ち切る。
伝統の反骨精神は、一代の浮沈など眼中にない。
2年前に書いたブログ文⇒【この父にしてこの子あり】にエピソードを書いてある。
今回の倅の結婚に際し、倅の意向として、古い柵からの脱却をして自分なりの式にしたいと話が出た。
大家族であった実家には親戚も多く、それだけ柵も強い。
とりわけ兄弟姉妹では、上が全て姉達であった関係で、嫁いだ身でありながら、
実家の冠婚葬祭にまで、姉達、特に長女の発言力が強い。
その事も踏まえたうえで、倅の出した決断は、自分は新しい柵に生きている。
会社関係、友人関係だけでも、招待しなければならない人が大勢いる・・・。
自分達の結婚に関しては、親戚と言う古い柵からの脱却を図りたい。
結婚式に親族数の数のバランスはこの際、抜きにして、
我が家からは親族代表として2名だけ選んでくれと頼まれた。
私の姉弟だけでも4人もいるため、選定は難しいと倅を諭したが決断は変わらない。
反発を承知の上での反骨を貫こうとしている倅に同意した。
案の定、姉弟から猛烈な反発が来た。
招待されなかった姉二人に顔向けができない、例え足の悪い2人でも、何とかなるだろう・・・。
結婚を口実に物見遊山を目論んでいた計画が頓挫し、
それなら自分達も出席を見合わせると脅しを掛けてきた。
私の反骨精神もムクムクと頭をもたげ、
○○家の正統な後継者となる倅の結婚を祝う気持ちがないのなら、出席無用と話は決裂した。
ごねれば、無理してでも結婚式の席を作らざるを得まいと踏んでいた姉弟達、
断られて肩透かしを食った形である。
親族からの暴風は全て私が受け止める覚悟である。
この決断は後の始末の覚悟がなければできない事、どうか真似をしないでください。
反骨人生は茨の道と心すべし。
覚悟の上で、人生の大道は自分の力で切り開くべし、愚痴るべからず。