イスラエルの軍事攻撃により、イランの政権が交代する可能性があると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が15日(現地時間)、警告した。
イランが停戦の意思を示したにもかかわらず、イスラエルはこれを拒否し、攻勢を強める構えを見せている。
ドナルド・トランプ大統領は両国に対話を促しつつも、「時には国家同士が戦って解決する必要がある」と述べ、イスラエルへの支持を示した。
欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員会委員長も「イスラエルには自国を防衛する権利がある」とした上で、「イランが核兵器を保有することは絶対にあってはならない」と強調した。
ネタニヤフ首相は同日、米「フォックス・ニュース」のインタビューに応じ、「イスラエルの軍事行動の一環として、イランの政権交代も視野に入れているのか」との問いに対し、「イラン政権は極めて脆弱であるため、そのような結果となる可能性は十分にある」と述べた。
さらに「我々は二つの目標、核の脅威と弾道ミサイルの脅威の除去を達成するために、あらゆる準備を整えている」と付け加えた。