韓国で「再戒厳令」の憶測広がる…野党代表「今夜が非常に危険」、国防省は「要求あっても絶対受け入れない」
【ソウル=小池和樹】韓国の 尹錫悦
大統領が戒厳令の一種「非常戒厳」を宣布したことを巡り、韓国国防省は6日、「(再び)戒厳令宣布に関する要求があっても絶対に受け入れない」とする立場を表明した。
韓国・与党代表「尹大統領の早急な職務停止必要」、弾劾訴追案可決の公算大に…「戒厳の夜に大統領が代表逮捕指示」の報道も

韓国内では同日、軍の人権状況を監視する市民団体が、複数の軍部隊が非常招集への準備指示を受けたとして「非常戒厳を疑う状況がある」と発表。尹氏が 弾劾
訴追案の採決に合わせて再び戒厳令宣布に踏み切るのではないかという臆測が広がった。最大野党「共に民主党」の 李在明
代表も同日、「今夜が非常に危険だ」と話した。
国防省はこうした情報について「全く事実ではない」と否定。「本来の任務にまい進しながら国民の安全と平穏な日常を守る」とした。