バイデンの「代わりの候補」に勝算は? トランプを圧倒できそうなのはただ一人
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ジョー・バイデン米大統領(photosince / Shutterstock.com)
11月の米大統領選に向けたテレビ討論会で精彩を欠いた民主党のジョー・バイデン大統領(81)に対して、認知機能をめぐる懸念から撤退を求める声が上がっている。
米紙ニューヨーク・タイムズは3日、バイデンが側近に、撤退を余儀なくされる可能性を認めたと報じた。
代わりの候補として何人かの名前が浮上しているが、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)に対してどのくらいの勝算があるのだろうか。
■最有力はハリス副大統領 CNNの委託を受けた調査会社SRRSの世論調査では、民主党の候補がカマラ・ハリス副大統領、共和党の候補がトランプだった場合、ハリスに投票すると答えた人の割合は45%で、トランプ(47%)との差は2ポイントだった。
同じ調査でバイデンはトランプに6ポイント差をつけられており、ハリスのほうがやや有利という結果になっている。
民主党がミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事を候補者に擁立した場合、トランプとの対決ではウットマーが42%、トランプが47%と5ポイント差がついた。
政治サイトのポリティコによると、ウットマーはバイデンを交代させるという案にこれまで明確に反対してきた。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事とトランプの対決でも、ニューサムが43%、トランプが48%と同じく5ポイント差という結果だった。ニューサムは、ホワイトハウスをめざす「影の選挙運動」を密かにやっているという噂を否定しているが、バイデンに代わる候補として名前の上がる常連だ。
2020年の大統領選で民主党の指名候補を争ったピート・ブティジェッジ運輸長官とトランプの対決では、ブティジェッジが43%、トランプが47%と4ポイント差となっている。
進歩系シンクタンク「データ・フォー・プログレス」による別の調査によると、同じく4年前の候補指名争いに参加したコーリー・ブッカー上院議員(ニュージャージー州選出)とトランプの対決では、ブッカーを選ぶと答えた人が44%、トランプは46%で2ポイント差だった。
同じ調査によれば、イリノイ州のJ・B・プリツカー知事とトランプの対決では、プリツカーが43%、トランプが46%と3ポイント差だった。プリツカーは討論会後にもバイデン支持の考えを明らかにしている。
やはり4年前の党候補指名を争い、有権者にお馴染みの顔であるエイミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州選出)もこの調査で43%の支持となり、トランプ(46%)を3ポイント下回った。
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