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ホタルイカ大漁は南海トラフ地震の前兆か…!各地で起こる不気味な揺れの「正体」

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現代ビジネス

4月3日台湾をM7・7の大地震が襲った/Photo by GettyImages

 南海トラフ地震だけでも日本は崩壊寸前に追い込まれるのに、同時に別の巨大地震が起きたとしたら……。各地で起こる不気味な「揺れ」が指し示すもの――研究者たちが懸念する悪夢のシナリオとは。

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イカ漁師だけは知っていた

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 暗闇の中、海面を神秘的に青白く照らす無数の光。その正体は「イカ」だ。

 今春、富山湾でホタルイカが文字通り“爆湧き”している。

 今年3月の漁獲量は、昨シーズンの16倍、1953年の統計開始以来最も多かった。

  当然、地元は大喜びかと思いきや、この奇妙な現象に一抹の不安を抱えていた。滑川漁港のベテラン漁師は言う。  「イカ漁師の間では、大地震の前にはイカがよく獲れるってのは、有名な話さ。

 おらの親父も南海地震が起きた年('46年)は、イカが豊漁だったと言ってたな。

 能登半島地震が起きたばかりだけど、もうすぐでっかい地震が来るかもな」  地震大国の日本では、古くから様々な自然現象を大地震の予兆と捉えてきた。

 海の生物の異常行動もその一つ。

 2011年の東日本大震災、さらに'95年の阪神・淡路大震災でも、直前にイカの漁獲量が大きく増えている。

  これは偶然ではない。今年4月に入り、研究者たちの間でにわかに大地震、マグニチュード(以下M)8~9クラスの南海トラフ地震への警戒度が高まっているのだ。

台湾から始まり、日本へ

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 東京大学地震研究所名誉教授の笠原順三氏が警鐘を鳴らす。  「4月以降、日本列島近辺でフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む動きに起因する地震が多発しています。

 プレートの境界である南海トラフにひずみがどんどん蓄積しているのは間違いありません」  4月3日、台湾をM7.7の大地震が襲ったことはまだ記憶に新しい。

 震源に近い花蓮県では震度6強を記録。

 高層ビルの倒壊などで多くの死傷者を出した。

  それからわずか5日後の8日、鹿児島県・大隅半島東方沖を震源とするM5.1の地震が発生した。

  「地震の波がじわじわと日本のほうへ近づいているのではないか……?」  その不安は現実となる。

 17日、今度は愛媛県と大分県に挟まれた豊後水道を震源とするM6.6の地震が起きたためだ。

 同地域では実に56年ぶりの大規模地震である。

  とはいえ専門家の中には「豊後水道の地震と南海トラフ地震とは関係しない」と主張する者も少なくない。

  その論拠は、豊後水道の地震が、プレートを引き裂くような引っぱりの力が働いて起こる「正断層」型だったという点にある。

 他方、南海トラフ地震はプレートを押し潰すような圧縮の力が働いて起こる「逆断層」型ということがわかっている。

 そもそも2つの地震はメカニズムが異なる、というわけだ。

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