通訳・水原一平氏をドジャースが解雇、違法な賭けのため大谷翔平から金品盗んだか…米紙報道
【ロサンゼルス=後藤香代】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は20日、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)が、違法なブックメーカー(賭け業者)と賭けをするために大谷選手から金品を盗み、球団から解雇されたと報じた。
![ドジャース・大谷(左)と水原一平通訳(2月)](https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/03/20240321-OYT1I50047-1.jpg?type=large)
同紙は同日、「水原氏が大谷選手から大規模な窃盗を行った」と報じた。報道を受け、大谷選手の代理人が調査したところ、大谷選手が多額の窃盗被害に遭っていたことが判明した。水原氏は数百万ドルを賭けに使った可能性があるという。大リーグの規定は、選手や審判、球団職員らが野球を含むスポーツで違法な賭けを行うことを禁じている。
水原氏はエンゼルス時代から大谷選手の活躍を支え、新天地のドジャースでも行動を共にしてきた。昨年12月にドジャースタジアムで行われた入団記者会見で通訳を務め、米国でも広く名前が知られるようになった。日本時間20日にソウルで行われたパドレスとの開幕戦でもベンチ入りし、大谷選手をサポートしていた。