能登半島北部で土砂崩れ100か所以上…道路寸断・陥没、物資の輸送困難に

石川県能登地方で1日に発生した最大震度7の地震後、基幹道路が延びる能登半島北部の沿岸を中心に、土砂崩れが100か所以上あることが5日、本紙の集計などで分かった。
土砂で道路が寸断されているケースも多く、人の移動や物資の輸送が困難な状況が浮き彫りになった。
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航空測量会社「国際航業」(東京)が、2日に同県輪島市や珠洲市の沿岸部を重点的に空撮し、土砂崩れや道路の陥没などを特定した。本紙は同社から分析データの提供を受け、被害状況をまとめた。
地滑りや盛り土の崩壊など土砂崩れが、輪島市から珠洲市にかけた沿岸道路沿いなどの計99か所で確認された。
地域別では多い順に、輪島市の62か所、珠洲市の17か所、七尾市の12か所、志賀町の5か所など。
道路の陥没や損壊といった被害は輪島市で20か所、珠洲市で5か所あった。
国土地理院による解析では、輪島市東部の山地など内陸部でも土砂崩れが複数、確認されている。
大勢の行方不明者の大半は死亡していると思われる・・・
御冥福を、お祈り致します。