「長崎原爆の日」の式典会場、台風6号接近受け撤去作業「自然には勝てない」
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平和祈念式典用のテントを撤去する作業員ら(7日午前9時24分、長崎市の平和公園で)=山田伸彦撮影
台風6号の接近を受け、長崎市は7日午前、長崎原爆の日(9日)の式典会場の撤去作業を行った。 【写真】平和祈念式典に向け作業員に拭き上げられる平和祈念像
市は6日、安全確保を理由に平和祈念式典の屋外開催を断念し、会場を平和公園から屋内施設「出島メッセ長崎」に変更すると発表した。被爆者や岸田首相、各国の駐日大使らの参列も見送る。平和集会に参加するため山梨県南アルプス市から長崎市を訪れた女性(75)は「規模縮小は残念だが自然には勝てない。それぞれが平和を祈る一日になればと願っています」と話した。
首相欠席を発表
松野官房長官は7日の記者会見で、岸田首相が9日の長崎原爆の日に予定していた平和祈念式典への出席について「参列はかなわないものとなった」と述べ、見送ることを発表した。