ウクライナ情勢 バイデン大統領「プーチンはすでに負けている」クラスター爆弾がウクライナに到着
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アメリカのバイデン大統領はロシアのプーチン大統領が「ウクライナですでに負けている」と発言、今後の交渉による決着に期待を示しました。一方のプーチン氏はウクライナのNATO加盟は「安全保障上の脅威だ」とけん制しています。
アメリカ バイデン大統領 「彼がウクライナでの戦争に勝つ可能性はない。もう彼は負けたのだ」 訪問先のフィンランドでこう発言したバイデン氏は「戦争を続けることが経済的、政治的に利益にならないとプーチン氏が判断する状況になるだろう」との見通しを示しました。
そのうえで、ウクライナが反転攻勢を大きく進めることでの「交渉による決着」に期待を示しました。 こうしたなか、アメリカ国防総省は供与を表明していたクラスター爆弾がウクライナに到着したことを明らかにしました。一方、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議で話し合われたウクライナの加盟についてプーチン氏は… ロシア プーチン大統領 「ロシアの安全保障に対する脅威となるのは明らかだ」 「ウクライナ自身の安全保障を高めるものではなく、世界をより脆弱にする」とけん制しています。
そのロシアでは民間軍事会社「ワグネル」の反乱をめぐる影響が続いています。 アメリカメディアは反乱に関連し、ロシア軍の幹部13人が事情聴取のため拘束されたと報道。また、15人ほどが停職や免職の処分を受けたということです。アメリカ国防総省はワグネル戦闘員について「多くはウクライナのロシア支配地域に残っているが戦闘にはほとんど参加していない」と分析しています。