岸田首相に向け銀色の物体、大きな爆発音…男が取り押さえられ現行犯逮捕
15日午前11時25分頃、岸田首相が訪れていた和歌山市雑賀崎の雑賀崎漁港で爆発音がし、白い煙が上がった。警察当局によると、首相にけがはなかった。聴衆にもけが人はいない模様だ。和歌山県警は、爆発物を投げたとみられる男を現場で取り押さえ、威力業務妨害容疑の現行犯で逮捕した。

首相は、衆院和歌山1区補欠選挙(23日投開票)の応援演説のため現場を訪れていた。この日午前、同漁港を視察。その後、午前11時25分頃から漁港で演説する予定だったが、演説直前に爆発音がしたという。首相は演説の後、JR和歌山駅前に立ち寄ってから千葉県に向かう予定だった。


目撃者によると、首相は漁港で海産物を試食して、自民党公認候補とともに聴衆の前に立ち、演説しようとしていた。この際、長さ15センチほどの銀色の発煙筒のようなものが投げ込まれた。数十秒後に爆発音がし、現場に煙が上がったという。

自民党の茂木幹事長は、「民主主義の根幹をなす選挙期間中にこのような暴挙が行われたことは、極めて遺憾であり、強く非難する」とのコメントを出した。
岸田首相は15日午前、衆院和歌山1区補欠選挙に立候補した自民党候補の応援で雑賀崎漁港を訪れた。

首相が候補とともに演説を行うため、聴衆の前に現れた際、「きゃー」と悲鳴が聞こえ、男1人が取り押さえられた。その直後、大きな爆発音が聞こえ、白い煙が上がった。首相はすぐにその場から避難し、無事だった。
犯人は直後に逮捕、背景の尋問中、犯行の背景は追って判る筈。