巨大バルーン撃墜後の米中、対話か対立か❕❓ | よかもん人生のブログ

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米軍、撃墜した中国の気球の画像を公開

 

 

米軍、撃墜した中国の気球の画像を公開

アメリカ海軍は7日、大西洋の米領海上で撃墜した、偵察用とみられる中国の気球の画像を公開した。 

 米艦隊総軍は、気球の大きな残骸をボートに運びこむ様子を捉えた複数の画像をフェイスブックページに投稿。

 海軍の爆発物専門チームの一員が回収したとした。

 

  今後、実際に偵察機器だったのかどうか調べが進められる。

  米当局によると、気球は全長60メートル、積載部分は地域間旅客機に匹敵する大きで、重さは数百~数千キロ超の可能性がある。

 

  中国側は「飛行船は民間のもので、不可抗力によりアメリカ側に入った。これは完全に事故だ」と繰り返し主張している。

  米政府関係者は7日、気球を撃墜した後に国防総省がロイド・オースティン国防長官と中国側との電話協議を設定しようとしたが、中国に拒否されたと述べた。

  「両軍の間の連絡は、このような時に特に重要だ」と、国防総省のパトリック・ライダー報道官は声明で述べた。

 「残念ながら、中華人民共和国は我々の要求を拒否した」。

 今回、気球が見つかったことで外交危機が生じた。

 アントニー・ブリンケン国務長官は「無責任な行為」だとして、今月5~6日に予定していた中国訪問を取りやめた。

 この訪中は米中の数年ぶりのハイレベル会談となるはずだった。

 

  ■サウスカロライナ沖で回収 気球は戦闘機によって撃墜された翌日の5日、サウスカロライナ州マートルビーチ沖で回収された。

 米海軍によると、気球の残骸は約11キロの海域に広がっており、回収用の大型クレーンを搭載した艦船を含む2隻の海軍艦船が派遣された。画像では、気球が手で引っ張り上げられたことが分かる。

  軍は捜索活動の一環として無人潜水機も出動させた。

 

  気球の残骸を調べることで、中国の空中監視技術などに関する貴重な見識を得たり、気球の能力やその情報伝達の方法について理解を深めたりできるかもしれないと、複数専門家は指摘する。

  ただ、海上に落下した気球の装備を回収する作業は複雑なものになっている。

 爆発物や電池部品などは危険性があるため、作業に当たっている人々の安全を確保する必要がある。

 (英語記事 US Navy releases photos of China balloon debris)

(c) BBC News