東部要衝で攻防戦、ゼレンスキー氏「戦闘は続いている」…ロシア国防省は「制圧」主張
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日のビデオ演説で、ロシア側が「制圧した」としている東部ドネツク州の要衝バフムト近郊のソレダルについて、「戦闘は続いている」と述べ、ロシア側の主張を否定した。ウクライナは東部で戦闘が激化していることを受け、米国にさらなる軍事支援を求めている。

ゼレンスキー氏は、「敵はバフムト方面に最大の兵力を集中させているが、我が軍は防衛している」と述べた。ウクライナ国防省も13日、「バフムトやソレダルで敵は砲撃を行っている」と戦闘は続いているとの見解を示した。露国防省は、ソレダルを12日夜に制圧したと主張していta.
一方、米CNNは13日、バフムトに展開するウクライナ軍部隊幹部の話として、数日中にウクライナ軍がソレダルからの撤退を判断する可能性があると報じた。露軍はバフムト攻略を目指しているが、CNNによると、ウクライナ軍部隊幹部は「ソレダルから撤退してもバフムトの自軍への補給には支障がない」と説明したという。
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は13日、ブリンケン米国務長官と電話で会談し、対ウクライナ軍事支援の強化などについて協議した。クレバ氏はツイッターで協議の内容について、「西側諸国の戦車が必要だと強調した」と明らかにした。