ウクライナ軍がミサイル攻撃「露軍兵士100人超殺害」…東部ソレダルで攻防激化
ウクライナ国営通信によると、ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は12日、東部ドネツク州ソレダルで過去24時間に、ミサイル攻撃などによりロシア軍兵士100人以上を殺害したと明らかにした。露軍による砲撃も91回に及んだという。両軍はソレダルを巡り、激しい攻防を続けている。

ソレダルは、露軍が攻略を目指すドネツク州の要衝バフムトの北東約10キロ・メートルに位置する。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が掌握を宣言したが、ウクライナ側は否定していた。ウクライナの国防次官は12日、露軍がソレダルでウクライナ軍の防衛線を突破するために攻撃を続けているとSNSに投稿した。露軍はバフムトの包囲も試みているという。
ウクライナ大統領府の発表によると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12日、ソレダルやバフムトなど東部戦線の状況について国防相らと協議し、前線部隊への武器弾薬の補給や増援について検討した。