超小型探査機「OMOTENASHI」は月面着陸を断念、夏までには復旧する可能性も
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月22日、通信が途絶えていた超小型探査機「OMOTENASHI」について、状況を説明した。同探査機は同日0:54ごろに月へ最接近したが、これまでに通信が回復せず、月面への着陸を断念。これを受け、JAXAは同日、運用異常対策チームを発足し、原因の究明と今後の対応検討を進めていくことを明らかにした。
【画像】OMOTENASHIの軌道。月フライバイで大きく進路を変え、一旦地球に再接近するが、その後はどんどん遠ざかる(出典:JAXA)
以前、小惑星探査機「はやぶさ」も通信が途絶したことがあった。
はやぶさは1カ月半ほどで通信が復活し、遅れはしたものの地球に帰還できたのだが、OMOTENASHIが大きく異なるのは、時間的な余裕がまったく無いことだった。
頑張れ~頑張れ~頑張れ~~日はまた昇る。