海外特に台湾や中国などに半導体生産を抑えられ、日本は半導体不足になっていた。
日本技術を再結集し、日の丸半導体会社が設立される事が決定。
【独自】「次世代半導体」の新会社を設立 NTT・キオクシアなどが出資へ・・・。テレ東BIT
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政府が目指す次世代半導体の開発体制の全容がテレビ東京の取材でわかった。 経済産業省が主導し、民間やアメリカなど海外と連携し、次世代半導体を量産する新会社が設立され、研究開発の新たな拠点も立ち上げる。
先端半導体の研究と量産の体制を総合的に確立することは初めてのことだ。
新体制は2本柱。次世代半導体の研究開発拠点として、「LSTC=技術研究組合最先端半導体技術センター」を年内に設立する。
参加するのは、東京大学、東京工業大学、東北大学、理化学研究所などで、各教育研究機関の中で留まりがちな研究成果を実用化に向け活用できるよう、国内外に向けオープンな研究開発プラットフォームを目指す。
アメリカで設立が予定されるNSTC=国立半導体技術センターとの連携も視野に入れている。
半導体の回路線幅が2ナノ(ナノは10億分の1)メートルより細い次世代半導体の開発を目指す。
回路線幅が細いほど高性能で消費電力を抑えられ、超高速通信や自動運転などの次世代技術に欠かせないとされる。
理事長には、元東京エレクトロン社長の東哲郎氏が就任し、産業界との連携役も果たす。
そして、次世代半導体の量産拠点として新会社も立ち上がった。
新会社は8月に設立され、先端半導体の量産拠点を目指し準備を進めている。9月末にNEDO=新エネルギー産業技術総合開発機構に先端半導体の製造委託事業に応募し、今月8日にNEDOが申請を採択、700億円の支援が決定した。
政府は半導体支援策として1.3兆円の補正予算案を策定していて、今後その一部も新体制の支援に回る可能性がある。
さらに、NTT、キオクシアなど複数の大手日本企業が出資を決めていて、次世代半導体開発を支援する。
新会社は「ロジック半導体」と呼ばれる演算機能をもつ先端半導体の量産に注力する方針。
スマホなどデジタル機器に欠かせないロジック半導体の生産は、日本が遅れている分野で、 台湾の半導体メーカーTSMCが世界で6割近いシェアを持っている。
新会社は今後、「LSTC」と両輪となって、早ければ2026年頃の量産体制の確保を目指す。
世界一奪還を目指し頑張れ日本