ロシア・プーチン大統領の狂気が破裂した | よかもん人生のブログ

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プーチン大統領、ウクライナ全土をミサイルで一斉攻撃する〝狂気〟 バイデン氏「代償を払わせる」と怒りの声明 11日夜にG7緊急首脳会合 夕刊フジ

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先進7カ国(G7)首脳は11日夜、ロシア軍によるウクライナ各地への大規模なミサイル攻撃で、民間人ら約100人が死傷したことを受け、緊急会合を開く。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は今回の攻撃を、ウクライナ南部クリミアとロシアをつなぐ「クリミア大橋」が爆破されたことへの「報復」だと主張しているが、米国のジョー・バイデン大統領らG7首脳らは「残虐行為」「卑劣な攻撃」「自暴自棄になっている」などと厳しく非難している。
 
 首脳緊急会合は「プーチン氏への断罪」一色となる見通しで、G7とロシアの緊張がさらに高まることは避けられない。
 ロシアへの追加制裁も協議されそうだ。
 プーチンに、残虐行為と戦争犯罪の責任を負わせ、侵略の代償を払わせる」 バイデン米大統領は、ロシアがウクライナ全土をミサイルで一斉攻撃した10日、強い怒りを込めた声明を発表した。
 攻撃はインフラ施設などを含めた大規模なもので、ウクライナ当局によると、全土で少なくとも11人が死亡し、子供を含む約90人が負傷した。
  首都キーウでは、中心部の高層ビルや児童公園の近くにも着弾。民間人の巻き添えをいとわない攻撃に、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「私たちを滅ぼし、地上から消し去ろうとしている」と厳しく批判した。
  ウクライナ側によると、ロシア軍は83発のミサイルで、西部リビウや東部のドニプロといった都市や、東部ハリコフ州も攻撃した。
 ウクライナ軍は43発を迎撃したとしている。
 キーウなど計11カ所の重要インフラが被害を受けたという。
  今回の攻撃は、プーチン氏の「逆ギレ報復」といえる。
  2014年に一方的に併合を宣言したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶ自動車・鉄道橋「クリミア大橋」で8日、トラックが爆発、一部が崩落して3人が死亡した。
 並行する鉄道上の貨物列車の燃料タンクにも引火し、一時、通行が止められた。
  橋はウクライナに展開するロシア軍への重要な補給路で、クリミア支配の業績を象徴する〝生命線〟でもあった。
 識者からは「プーチン政権史上で最大級の痛手だ」との指摘も上がっていた。
 威信を傷つけられたプーチン氏は捜査当局に事件の究明を厳命した。
 プーチン氏は10日、ロシア国家安全保障会議を開催し、「疑いなく民間の重要インフラ破壊を狙ったテロだ。
 
 計画、実行したのはウクライナ情報機関だ」と断定。
 さらに、ウクライナのエネルギー、軍事、通信施設に大規模攻撃を行った」と述べ、ミサイル攻撃が報復だと明らかにした。 
 
 プーチン氏は、この会議で「ロシアの対応は強硬なものになる」と軍事作戦の強化を宣言した。クリミアは「不可分の領土」だと主張しており、ウクライナ側を牽制(けんせい)した。
  ロシア国内では、厭戦(えんせん)気分が広がっているとされるが、世論工作も万全のようだ。「正しい報復だ」「早く戦争を終わらせてほしい」などとする市民の声が報道されている。
  ウクライナの被害を受け、世界各国は動きが加速している。 G7は日本時間の11日夜、ロシアの報復攻撃について意見交換する緊急首脳会合を、オンライン形式で開催すると明らかにした。
 冒頭には、ゼレンスキー氏も参加する。 バイデン氏は「市民を殺傷し、軍事施設以外を標的とする攻撃は、プーチン大統領のウクライナへの違法な戦争の残虐性を示すものだ」と指弾する声明を発表した。
 10日には、ゼレンスキー氏と電話会談して哀悼の意を伝え、高度な防空システムを含めた兵器の支援を継続することを約束した。
  英国のエリザベス・トラス首相も10日、ゼレンスキー氏と電話会談した。
  
 トラス氏は会談後、「市街地への驚くほどひどい攻撃は、プーチンが自暴自棄になっている明確な兆候」だとツイート。
 「英国は自由のため戦うウクライナを支え、重要な軍事物資を提供し続ける」と言明した。
  G7首脳会合で、ゼレンスキー氏は、ロシアを「テロ国家」に指定し、制裁を強化するよう改めて求めるとみられる。
 G7首脳は、ウクライナへの軍事支援や経済支援に加え、ロシアへの「責任追及」「追加制裁」についても協議する。
  今後、情勢はどう動きそうか。
 拓殖大学海外事情研究所の川上高司教授は「ミサイル攻撃は、各国の大使館にも近い区域で行われており、ロシアの『無差別攻撃』を躊躇(ちゅうちょ)しない意思表明だ。これまではプーチン氏なりに配慮していたが、クリミアなどの核心的対象が攻撃されれば迷わず報復するということだろう。
 
 ロシアは追い詰められ、『核使用』への敷居も下がっており、警戒が必要だ。
 G7で弾劾されれば、プーチン氏は強硬になるだろう。
 冬を迎えて、エネルギー資源をカードにした欧米への駆け引きも激化するのではないか」と話した。