今日はアイスクリームの日…今は昔の話…若い頃の話です | よかもん人生のブログ

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昭和36年、福岡県の片田舎の街の郊外に、
横浜のアイスクリーム製造会社が新会社を設立する話が舞い込んだ。
 
アイスキャンデーが幅を利かせていた時代の先駆けで新会社が設立。
 
第一期生として入社し…横浜工場で1か月ほど技術研修となった。
 
背広など持っていなくて、学生服で参加~~逆に珍しがられた。
 
横浜のデパートの前でウロウロしていたら、恰幅の良い叔母さんが声を掛けてきた・・・君どこの学校❓このデパートでアルバイトしたいのなら
紹介するからおいでと手招きされた…慌てて違いますと答えた。
自分で言うのもなんだが、紅顔可憐な美少年時代の逸話です。
 
無事研修も終わり、故郷に帰郷、工場は大きな冷蔵倉庫の建設中だった
 
湿気防止の為か、大量のコールタールを溶かし職人が壁や屋根に塗り込んでいた。
 
横浜帰りの初仕事は、一斗缶入りのコールタールを溶かし運ぶ事。
 
農家の倅がサツマイモを持ち込んだので溶けたコールタールに放り込んで見た~~吃驚仰天・水分が抜け蒸けあがった芋が浮かんできた。
 
芋を冷ましコールタールを剥き一口食ったら超美味だった。
 
全員でアッと言う間に平らげ、生芋は無いかと右往左往。
全員がこんな美味しいサツマイモは始めてだと唸った。
それからは毎日サツマイモの登場となった。
 
三交代勤務でのアイスクリーム製造、男女工員多数が新規採用となり
 
横浜組が指導開始。
 
全員が初仕事、怪我もあったが冷蔵庫勤務はマイナス30℃での激務。
 
防寒着は支給され上着だけ着て30分交代だったが、
マイナス30度で寒強風の冷蔵庫から出たら、ボイラー室に飛び込む、
寒暖差で全員の膝が痛んだ~~その後、冷蔵庫勤務手当てが増額。
 
同僚がパインスライサーで手を切る事故など様々な体験をした。
 
主な仕事は試験室勤務で牛乳の鮮度や病原菌の有無や手洗い指導。
 
三交代にも配属され現場作業も経験。
 
夜は結構暇で当時電話局は女性が電話同士を繋いでいた事から、
 
勇気を出して真夜中12時に局へ電話して暇ですかと問うて見た。
 
電話局は何処から掛けているか判るので、声で年齢も同年代と判る。
 
二つ返事で会話が始まったが、直ぐに電話代が掛かるでしょう、
此方から掛け直すと言われすぐに承諾・・・仕事仲間は興味津々。
 
夜勤が楽しみになった。
 
今なら直ぐにデートに誘うんだろうが、純情可憐な美少年には無理。
 
そうこうする内に、電話局の上司の知る所となり、夜の会話は中止。
 
テレビのウルトラQが始まった頃だった。
 
あれから云十年、今や昔の物語です。