凡そ60年前、父母の元を去り故郷を捨てた。
海援隊の武田鉄矢氏と同じだ。
違うのは筆者の方がやや年配者だという事だ。
昭和38年は記録に残る38豪雪だった。
4月1日、の雪国は表通りこそ除雪は完了だったが
裏通りの道には3mの残雪が残されていた。
九州生まれには仰天動地の雪景色だった。
社員寮の玄関を入るのに7~8段もの雪階段が有った。
爾来60年、まさかこの地が墳墓の地に成ろうとは❕
住めば都で、豪雪は何度も体験し雪処理は体が覚えた。
昨年の今頃は豪雪で高速道路で交通渋滞~~
数百台が立ち往生していた。
今年は雪が遅く18日の土曜日が最初の大雪か。
傘寿の身に雪消し作業はかなりの重衛労働だ。
屋根雪下ろしは建設業者に任せたが家の周囲は
個人個人の除雪に任せられている。
その為の流雪溝や消雪パイプの電気代は町内費。
雪の無い地では考えられない電気代の負担額だ。
九州生まれが豪雪を体験できたのも運命。
平均寿命まで残るは1年余、先日、歯科治療が
一応終わり、半年後命が有ればまた会いましょうで別れた・・・放下著。
白隠禅師の「延命十句観音経霊験記」という書物に十七世紀、霊元天皇が霊空という僧侶に 霊験あらたかな経典を探させた結果この延命十句観音経にたどりついたと記されています。