子供時代、放し飼いされた近所の犬達とは顔見知りで信頼関係で結ばれていた | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

子沢山だった我が家(12人家族)では、飼い犬は厳禁だった。

 

街には野犬を捕殺する職業の人もいたが、飼い犬は見逃された。

 

家の斜め前の飲み屋にセパードの血が入った大きくて強い番犬が居た。

 

飲み屋のカウンターの下で番犬をしていた。

 

飲み客には無視で安全な犬だが、撫でようとすると嚙む。

 

但し、子供の筆者には完全服従で何時どこを触っても尻尾を振った。

 

有る時、犬の耳の中に沢山のダニを見つけ、大きなダニは、

線香の火を当てて落としてやったら、犬は即座に嚙み潰した。

小さいダニを取ろうとしたら、痛かったのかガルルと噛む真似をされた。

 

飲み屋のままに教えたから多分治療されたと思う。

 

放し飼いの犬も縄張りが有り、ほとんどが町内からは出ないようだった。

 

例外は雌犬が発情した時だ。

 

沢山の雄犬10数匹が集まって来て威嚇しあい勝った犬が雌犬と結合。

 

大体勝つのはジョンと言う大きな犬で、斜め前の飲み屋の犬だった。

 

犬(メス)は季節に関係なく、6~10ヶ月ごとに発情を示します。 犬の発情周期は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期の4期に分けられます。 外陰部が大きくなり、陰部からの出血が見られるのが、発情前期です。 その持続日数は3~27日間と個体差がありますが、平均は8日ほど。2020/12/10

 

子供は興味津々で見続けたかったが親たちに見るなと言われた。

 

そして繋がった犬に水を掛けて強制的に性交を終わらせた。

 

そのジョンも町内の憲兵隊のセパードを見ただけで尾っぽを垂れた。

 

憲兵隊の軍用犬のセパードも、筆者には何故か懐いた。

 

大人は不思議がったが、憲兵隊の場所は管区と言い立ち入り禁止で、

裏に林が在った・・その場所は蝉取りの絶好地で、筆者は特別に入れた。

 

と言う事は、林の至る所に、筆者の尿が残されセパードは筆者を認識。

 

専従者と敬意を払ってくれていたのかも❕❓。

 

でも夜は駄目、流石に軍用犬だけの事はある・・激しく吠え掛かられ、

庭の林に入る事を拒否された。

 

時々、ジョンを連れて甘木公園(丸山公園)に遊びに行った。

 

親も飲み屋も、ジョンを連れてなら公園行を許可された。

 

ジヨンも判っていて,むっくり起き上がり喜び一杯に尻尾を振る。

 

何時もなら2時間ほどで帰るのだが、その日は紅葉谷の下の池の縁に

ジャンは駆け下り、ギャンと鳴いたきり戻って来ない。

 

公園の池の縁には、良くマムシが出るので噛まれたかもと、独りで帰宅し、

飲み屋で報告~~大人が探しに行った結果・・・泥田の中で首まで浸かったジョンを発見したそうだが呼んでも泥田から上がって来なかったそうだ。

 

数日後、やせ細ったジョンがヨロヨロト帰宅したそうで、マムシの毒を

泥田に浸かる事で自然治癒したようだった。

 

それ以降、二度と山には行きたがらなくなった。

 

幼い日の思い出の一コマです。