菅総理の誤算は、己の過信から始まっていた | よかもん人生のブログ

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菅総理は、安倍前総理と麻生副総理という隠然たる力を軽んじ、

誰もが知る、親中韓の二階幹事長に接近しすぎていた。

新型コロナ感染に手を焼いて、制御不能とさえ見える惨状・・・。

 

内閣支持率が激減した事で、菅総理人気も激減し、回復不能状態。

 

地方選挙では惨敗続きで秋の衆議院選挙で惨敗は目に見えていた。

 

それでも、総裁選挙に出る所存だったが、麻生副総理から一喝された。

 

“2A”から首相に三くだり半

総裁選は出馬せず、コロナ対策を優先-。テレビが伝える菅首相の声は、緊急事態宣言のさなか、どう受け止められるか=3日、福岡市西区(撮影・穴井友梨)

 2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。 【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏  同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」  首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。

 もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。

  一夜明けた3日午前11時半、自民党本部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。

  「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」

首相「しんどいです」

 3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に出席するために訪れた党本部で、二階俊博幹事長に辞意を伝えた。

  前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は慰留したが、首相は無言だった。

  首相はこれに先立ち、官邸で麻生太郎副総理兼財務相にも面会。「しんどいです」。首相の気力はすでに失われていた。

 新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。

  党内には「首相のもとでは選挙は戦えない」という声が日増しに高まる。支持を期待する麻生氏も周囲に「このままだと、選挙は厳しいな」と漏らすようになった。

  追い打ちを掛けたのが、9月の自民党総裁選で対抗馬になる岸田文雄前政調会長の「二階切り」を含む人事改革案。党内の中堅、若手から歓迎する声が上がり、総裁選の流れは岸田氏に傾き始めた。

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とどのつまりは、総裁選を諦め不出馬する事で総理引退を言明。