新型コロナとともに悪化する日中関係…「短い春は過ぎた」(2)
新型コロナ事態に関連しても、最近日本では中国を刺激するような発言が多い。米中の新型コロナ発源地論争に関連し、直接的に肩入れしているわけではないが、菅義偉官房長官は「中国で発生したのは明らかだ」と話した。
麻生太郎副首相は露骨に「武漢ウイルス」と呼んでいる。麻生氏はまた、先月26日に中国と近い世界保健機関(WHO)を「チャイナ・ヘルス・オーガニゼーション(CHO)」と呼び、中国が発表した感染者数を「信用しないのが正しい」と話したりもした。
また先日、孔鉉佑・駐日中国大使が開催した記者会見に出席した日本の一部メディアが「台湾がオブザーバー資格でWHOに加入することに対して中国が肯定的に研究中」と報じたが、中国メディアでは「日本メディアがフェイクニュースを拡散している」と反論した。
中国はまた、最近中国を訪問した日本長期滞在中の学者・袁克勤氏をスパイ罪で逮捕したと公然と宣伝した。癇に障るようなことを日本が繰り返しすることに対する中国の不満表出だとの分析だ。
明報はまた、新型コロナ事態以降、習氏が世界の主要20カ国・地域(G20)の指導者の大部分と電話会談を行ったが、主要国家のうちではインドのナレンドラ・モディ首相と安倍氏だけがここから漏れたという点も目につくと伝えた。
同紙は、安倍氏と近く電話会談を行うとの発表があったものの、ここまでずれ込んでいるのは日中関係の微妙な現状を反映しているとした。特に米中間のコロナ発源地論争の加熱と国際社会の中国責任論提起などとあわせて、日中関係の束の間の春は終焉を告げているということだ。
麻生太郎副首相は露骨に「武漢ウイルス」と呼んでいる。麻生氏はまた、先月26日に中国と近い世界保健機関(WHO)を「チャイナ・ヘルス・オーガニゼーション(CHO)」と呼び、中国が発表した感染者数を「信用しないのが正しい」と話したりもした。
また先日、孔鉉佑・駐日中国大使が開催した記者会見に出席した日本の一部メディアが「台湾がオブザーバー資格でWHOに加入することに対して中国が肯定的に研究中」と報じたが、中国メディアでは「日本メディアがフェイクニュースを拡散している」と反論した。
中国はまた、最近中国を訪問した日本長期滞在中の学者・袁克勤氏をスパイ罪で逮捕したと公然と宣伝した。癇に障るようなことを日本が繰り返しすることに対する中国の不満表出だとの分析だ。
明報はまた、新型コロナ事態以降、習氏が世界の主要20カ国・地域(G20)の指導者の大部分と電話会談を行ったが、主要国家のうちではインドのナレンドラ・モディ首相と安倍氏だけがここから漏れたという点も目につくと伝えた。
同紙は、安倍氏と近く電話会談を行うとの発表があったものの、ここまでずれ込んでいるのは日中関係の微妙な現状を反映しているとした。特に米中間のコロナ発源地論争の加熱と国際社会の中国責任論提起などとあわせて、日中関係の束の間の春は終焉を告げているということだ。
更に南シナ海の波高し。
フィリピン軍が南シナ海で数百隻の中国船舶を追い出すために、韓国から導入した軽攻撃機FA-50PHを出撃させた。FA-50PHは韓国航空宇宙産業(KAI)が量産した高等訓練機T-50の派生型のFA-50のフィリピン輸出用兄弟モデルだ。現在、韓国空軍もFA-50を60機運用している。 28日(現地時間)、ロイター通信によると、フィリピン国防省は南シナ海のウィットサン礁近くに停泊中の中国船220隻の即刻退去を要求するために戦闘機を出撃させた。同海域は、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にある。
これについて、デルフィン・ ロレンザーナ比国防長官は声明で「軍用機を毎日送って主権巡察を行っており、状況を監視している」とし、「フィリピンの漁船を守るために海軍駐留を強化する」と述べた。
フィリピン海軍は、現代重工業が建造したミサイル護衛艦(2600トン級)2隻も導入した。1番艦は昨年7月に、2番艦は19日に就役した。 中国船舶は、7日からデモを行うかのように群れを成し、同海域に留まっている。25日、ジョー・バイデン米大統領は就任後初の記者会見で、今回の事態について「中国が南シナ海・東シナ海や台湾と結んだ協定、その他のすべてに関して中国が責任を持って規則に従うことを明確にする」と述べた。
領有権紛争中のフィリピンとベトナム政府も中国に公式抗議した。これについて中国は駐フィリピン中国大使館を通じて「当該船舶は漁船で、荒波を避けて停泊しているだけだ」と反論した。
フィリピンは2014年にFA-50PHを12機、約4億2000万ドル(現レートで約460億円)で契約しており、すべて2017年までに順次引き渡した。フィリピン空軍にはFA-50PHを導入するまで、満足な戦闘機が一台もなかった。 以降、フィリピン軍はイスラム武装勢力の掃討作戦(マラウィの戦いなど)にFA-50PHを投入し、精密爆撃で大きな成果を得た。当初、軽攻撃機の導入に否定的だったロドリゴ・ドゥテルテ比大統領は、このような知らせを受け、「韓国が作った(South Korea-made)FA-50PHが爆弾を浴びせ、テロリストを掃討することを願う」と満足感を示した。これは、フィリピン政府がFA-50PH12機の追加導入を検討している背景でもある。
そして遂に中国が日本在住の米軍基地に対し宣戦布告。
一触即発…
第三次世界大戦への導火線に火が付きそうです。