給付金10万円の使い道 | よかもん人生のブログ

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給付金の使い道の参考に

 

給付金10万円どう使う? 旅行、飲食店応援に…「世の中に回したい」

 

 

新型コロナウイルス感染症対策として国が国民1人当たり10万円を配る特別定額給付金が、全国で少しずつ届き始めた。住民はそれぞれの金銭事情や考え方から、何に使うのか計画を練っている。福岡県筑豊地区で使い道を尋ねた。

ハウステンボス(長崎県佐世保市)で歌劇団の鑑賞、波戸岬(佐賀県唐津市)でのキャンプ…。飯塚市の主婦(40)は家族5人で出掛ける先に思いを巡らせている。

小6から幼稚園児まで男女3人の子どもがいて、毎日1升のご飯を炊く。5人の巣ごもり生活が長く、食費、光熱費が増えた。家計は楽ではないが、「何かしらの形で世の中に回したい」という気持ちも強い。

大型連休中に行く予定だったキャンプなどに行けば「家族みんな、ストレス解消になるはず」と期待する。ただ気になるのは、県外に観光に出られるようになるタイミング。「今は外出だってそろりとやる感じだし、年内に一気にお金を使うことはできないかも」

社会人から中3までの子ども4人がいる6人家族の飯塚市のパート女性(53)は、車購入の頭金に充てる予定だ。ちょうど愛車の軽乗用車が壊れてしまったという。

自身の分と、高校3年、中学3年の娘たちの分で計30万円を活用する。「いつも送り迎えしてあげてるでしょう、という意味合いで使わせてもらいます」。社会人の長男、大学生の次男には好きに使ってもらう。それぞれ車購入や貯蓄を考えているという。

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嘉麻市は市内の飲食店に食事券の作成を勧めており、市職員には店の応援として給付金で券を購入するよう呼び掛けている。ある男性職員(39)は5万円を券の購入に充てるという。「今できるのは券を買うこと。終息したときに行きつけがなくなっていたら困りますから」。ただ普段あまり外食しない職員を気遣う。「この券は食事に用途が限られているので買いづらい人もいますよね」

飯塚市の建設業男性(69)は同市鯰田の疫病退散を願う神社「疫神社」の改装に私費で取り組んでおり、給付金も足しにするという。荒れ果てた地元の神社に再び住民が参拝しやすいようにと、境内にうっそうと生い茂っていた大木を切って日が差すようにしたり、屋根の瓦を取り換えたりしている。

これまで50万円以上を投じたが「『立派になったね』と周りの人が言ってくれて、金額以上の幸せをもらった」と喜ぶ。

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飲食店を営む飯塚市の女性(43)は、店の4月の売り上げが3月と比べて半分以下に減少した。10万円は生活費にするつもりだ。

目下の心配事は店の家賃10万円の支払い。国による事業者向けの持続化給付金も申請して乗り越えようとするが「今後第2波、第3波が来たらどうなるか…」と懸念は尽きない。

当初政府が検討した減収世帯への30万円給付よりも、1人一律10万円の方が「分かりやすくていい」と評価。その上で「そんなに困っていない人は、おいしい物を食べに行くなど経済を回すことができると思う」と話し、給付金をきっかけにまちに活気が戻ることを願った。(坂本公司、田中早紀、丸田みずほ、長美咲、福田直正)