武漢発、新型肺炎、パンデミック寸前 | よかもん人生のブログ

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武漢発、新型肺炎でWHOは、慌てるなと制止するが、

世界中に感染者が広がり各国は競って感染防止に必死だ。

 

新型ウイルス、日本国内で新たに3人の感染確認-計23人と厚労省

(ブルームバーグ): 厚生労働省は4日、日本国内で確認された新型コロナウイルスの感染症例が新たに3人増え、計23人になったと発表した。また横浜に停泊中のクルーズ船の乗客乗員に対する検査では、症状が表れている人とその濃厚接触者合わせて133人について検体をとり、感染の有無を調べていると明らかにした。

  新たな3人の感染者は千葉県在住の日本人女性と、中国湖北省在住の外国籍の男女。このうち日本人女性は政府チャーター便で武漢から帰国していた。湖北省在住の男性は、これまでに感染者が確認されたバスツアーに参加していたという。3人とも初回の検査で陰性とされたが、再検査で感染が判明した。

  クルーズ船の乗客乗員3700人余りに対する検査は9割が終了し、結果を待っているところだと、厚労省結核感染症課の梅田浩史室長らが記者会見で語った。

【解説】新型コロナウイルスの流行はどのくらい深刻なのか?

■どのくらい深刻なのか?
 1月29日の時点で中国国内では6000人近い感染者が確認されており、うち130人以上が死亡している。アジア諸国で合わせて約50人の感染が確認されている他、オーストラリア、欧州、北米でも感染者が報告されている。
 これまでのところ死者は中国以外では出ていないが、28日に確認されたドイツと日本の例は、人から人への感染だった。
 「2019─nCoV」と命名された新型ウイルスは、流行を引き起こし過去に多くの死者を出した二つの感染症と同じコロナウイルスの一種だ。一つは2002~03年に中国・北京から広がり、感染者8096人中774人が死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)。もう一つは2012年に流行し、感染者2494人中858人が死亡した中東呼吸器症候群(MERS)だ。この二つの流行での死亡率は大きく異なり、前者が9.5%、後者が34.5%だった。
 今のところ、新型ウイルスによる死亡率は「5%未満」だと、パリ第7大学の感染症専門家、ヤズダン・ヤズダンパナ氏は言う。

■どんな症状が現れるのか?
 中国の研究者らが24日に英医学誌ランセットに発表した41の初期症例に基づいた報告によると、新型ウイルスの症状の一部はSARSと似ている。
 患者は全員肺炎になり、多くは発熱し、観察例の4分の3でせき、半数以上で呼吸困難の症状がみられた。一方で、鼻水やくしゃみ、喉の痛みは少ないという「重要な違い」があるという。

■感染力はどの程度なのか?
 英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らは新型コロナウイルスの感染力について、患者一人当たりが2.6人に感染させると推計している。これは毎年流行するインフルエンザの感染力と同程度だ。
 中国国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は、新型ウイルスの伝染が潜伏期に起きている可能性を指摘している。つまり、感染した人自身にまだ症状が現れていない段階で、他者に伝染する可能性があるということだ。ただし、この仮説はまだ完全には確認されていない。

■コウモリ由来のウイルスか?
 新型ウイルスは遺伝子構造の80%が共通するSARSウイルスと同様、コウモリに由来するのではないかと考えられている。だが、どの動物を通じて人へ感染したのかはまだ分かっていない。
 中国の研究チームは先週、中間宿主となったのがヘビである可能性を示唆したが、哺乳類が媒介となった可能性が高いと考える他の専門家らがすぐに反論した。SARSの場合は、ジャコウネコが中間宿主だった。ジャコウネコの肉は中国で人気が高い。

■予防策は?
 保健衛生当局や研究者らは、他のウイルス性疾患と同じ予防法を呼び掛けている。つまり頻繁に手を洗うこと、せきをする際には口を覆うこと、顔を手で触らないことなどだ。また感染が確認された場合は、隔離措置が必要だという。【翻訳編集AFPBBNews】