1年・365日、慶弔記念日です | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

芸能人の死が続く

 

 

何となく、亡父が書き残している『老いのたわごと』を読み返した。

 

昭和42年~43年にかけて書き残している。

 

書き出しは、父が故人になって32年、来年はその年齢になるとある。

 

額縁の人でしか知らぬ祖父母の事も「思い出の手記」に書かれている。

 

その中で、政治的な話題も、長年町長だった父の縁で中央政権とも

 

繋がりがあった。

 

平民宰相・原敬と言えば、今でこそ知る人も少ない過去の人だが、

憲政史上で重要な第一人者・・原政友会総裁の同志で片腕だった

野田卯太郎(翁)は福岡県出身代議士、現職の逓信大臣でもあり、

県政会では大御所的存在、年少時代は、とうふのかつぎ屋をしていた、

出世してその地位を得、立志伝中の人。

 

我が家の座敷に、直筆の原敬の色紙と野田卯太郎氏の反折紙本の

軸を見せられた・・・水墨の山水でなく、四君子とでもいうべきもの。

父の癖で褒められるとすぐに人にやるのが玉に瑕で、逃散し今は無い。

 

大概は、花の事、それも風蘭の記述が多い。


我が家の事柄については、是はわが体験であり、記憶の一部である。

従って子らに或は孫達に世相の異なった現在「かくあれ」と言うのではなく、「かくあった」と伝えるだけで他意は無い・・・と書いてある。

 

何かの機会に通読すれば、又何かを知徳するであろう。

それが血族の血となり肉となり骨と成るかもわからない。

 

親子鷹には烏滸がましいが、『老いのたわごと』を読み直した。