小学低学年時代から泳ぐのは得意中の得意でした。
泳げなければ仲間外れにされたから、泣きながら泳ぎを覚えた。
泳いだ場所は、大半が清水が湧き出ている龍泉寺の溜池。
だから水が冷たいのです。
唇を紫色にしながら、必死で泳ぎを覚えた。
その甲斐あって、小学半ばには河童になって居た。
我流だが、クロールも平泳ぎも背泳も潜水も横泳ぎもマスター。
古流泳法に属する、顔を挙げての抜き手も平泳ぎも立ち泳ぎもマスターした。
但し体力の無さから競泳や遠泳は不得意だった。
子育て時代は、海やプールで子供に泳ぎを教えたが、
40年以上、泳ぎから遠ざかっていて、体力の衰えに気が付かず
泳ぎを習い始めた孫姫に、模範演技を見せてやると、
足の立つ深さのプールで意気揚々と泳ぎ始めたが、
泳法を幾つか繰り返し、立とうとしたら足が流され立てずに水を飲んだ。
「河童の川流れ」のプール版でした。
傍に倅が居なければ、溺れていました。
何時までも有りと思うな親と金、無いと思うな運と災難。
今回ばかりは体力の衰えを痛感しました。