新元号;「令和」が発表され、俄かに大宰府が注目された | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

大宰府を題材の拙記事は少ないが、その記事を再掲載。
2005年の記事です


菅原道真公は文学の神様として日本中が知っている

日本歴史から拭い去る事は出来ない、その時代背景や業績などは此所では割愛する

その道真を祭る総本山が福岡県の太宰府である

私が子供の頃、道真=菅公 を「お師匠様」として崇める歌を耳学問で覚えている

題名は不明、おそらく幼児唱歌に入るのだろう

  お師匠様に字をなろた(習った)い ろ は に ほ へ と の、砂手本

  お師匠様は都から、おいでになった、偉い方

後は覚えていない、小学唱歌の「菅公」とは趣が違う

一方、「道りゃんせ、道りゃんせ」の歌に歌われた、天神様も菅原道真の事であり、太宰府を指す

この歌のモデル地として埼玉県川越市が名乗りを上げている

しかし元祖は此所、福岡の太宰府である

子供心で聞いた耳学問では、太宰府の近在にある観世音寺(天智天皇建立)から

太宰府まで暗い小道があり観世音寺に沿って閻魔をはじめとする、沢山の仏像が置かれていたと言う。

行くときは「7っの祝い」の御札を納めるため必死で駆け抜けるが、

帰りは仏像の小道を思い出し怖くてたまらない

その思いが歌われていると聞いた。

観世音寺の仏像の素晴らしさは、その大きさと歴史、細工の素晴らしさから、

宝物殿に安置され、そのほとんどが、国宝や重要文化財に指定されいる事からも解る

太宰府近在には「都府楼跡」を始めとする、歴史遺跡が点在しており、

観光客が絶えることはない、

太宰府近在を歌い込んだ詩が、筑前今様の歌詞として残されている

黒田節のメロディーで歌う

    1 水城の里や榎寺、     観世音寺の夜の鐘、
      あくるに早き夏の夜の   夢は千年にかようらん

    2 かまどの宮の唐錦(からにしき)  宝満山の秋の色
      一目に見ゆる四王寺の   衣懸松(きぬかけまつ)のしおらしさ

    3 都府楼跡にたたずみて   天拝山をおろがめば
      雪もまばらに筑紫路に   立つや武蔵の湯のけむり

    4 筑紫の野辺に秋たけて   さやけき月の夕べかも
      去年の今宵の想い出に (詩吟)去年の今夜、清涼に侍し
                     秋思の詩篇、独り断腸
                     恩賜の御衣、今此所に在り
                     捧持して毎日
      余香を拝すの声かなし