日本を代表する企業製品の偽装が次々と発覚している。
由々しき事だが、偽装の根は50年前にも有った。
筆者が現役時代の頃、ある薬問屋では、期限切れで、倉庫に山積みの
返品されてきた薬の箱に印刷された製造年月日を消し、
新しく捺印し再出荷する偽装を体験して居る。
ある米菓会社では、バブル崩壊時、原料米不足を逆手に取って、
おかきに粳米を混入し餅製品として偽装・・・結局売れず返品の山。
鶏も喰わぬような屑米やコンスターチを利用して米菓を製造、
加工技術は褒めるが、優良米・コシヒカリ使用との偽装だった。
30数年前、マイカーを日産からトヨタに変えたのは、
定期検査の偽装に気付いからだ・・それはひどい物だった。
一流料亭でも、乳業メーカーでも老舗料亭でも、偽装が発覚。
そして、日本を代表する工業品メーカまでが偽装のオンパレード。
どうせ判る筈は無いと、高を括った幹部の差し金が背景に有った筈。
「しんぶん赤旗」が喜ぶ題材ではある。
偽装に走らずとの日本人の矜持は何処へ行ったのだろう???