親から巣立つ頃、誰しも未来に夢を抱いている。
競争社会の世間の波は厳しい荒波だと直ぐに判る。
貧困からの脱出と検索すれば、約455,000件もヒット。
50年前も現在も大した違いは無いのだが、
貧乏に対する相談に乗ってくれる場所は増えている。
年齢に達したら社会勉強と言う誘惑が必ず待っている。
異性も酒もタバコも美食も電化製品も誘惑の種となる。
背伸びした生活に憧れを覚えたら貧乏神は微笑んで来る。
20歳前後で、自分自身の老後を予想するのは至難だが、
神田川の夢想は早すぎだったでは遅すぎです。
消費は程々で徹底した未来志向を持つ事が肝要です。
自分の立つレベルより一段も二段も子供を上げる教育。
その観点に立ち、教養は図書館利用で興味本位に
誘惑に負けて、本やレコードなどは買わない。
下戸でも無ければ酒の誘惑は強烈だろうが、
付き合いは程々で、酒タバコは絶対買わない事が鉄則。
子供の性質を見抜き、能力向上に出来るだけ金を回す。
親が教師で有れる範囲に正しい生き様を教え込む。
世の中はこんな職業が有ると、小学低学年で教え、
その職業に就くにはこんな勉強が必要と教え込む。
それが貧乏から脱出の第一歩です。
50年前、唯一購読したのが、「科学朝日」
半分も理解できなかったが、子供は親の姿を見て、
子供が欲しがったのが「子供の科学」。
子供は科学に目覚め、中学1年でアマ無線を取得。
親を超す子供を育てるのが親の務めです。
貧乏神は尻尾を巻いて退散ですよ。
新婚時代に老後を語り合えてこその夫婦生活です。
定年時、借金が無い事こそ肝要です。
多少の不便など我慢我慢で良し。
同僚との付き合いは不満足でも、親切は果報となる。
独りよがりは承知の上の拙文ですが、
ほぼ体験に基づいた貧乏からの脱出法でした。