盂蘭盆も終わった3泊4日の盂蘭盆も今朝で終わり、簡単な馳走をお供えし、 蝋燭の火が燃え尽きるのを合図に御先祖様を送って行った。 道すがら、其処此処に飛べなくなった蝉が命の残り火を燃やしている。 現身(うつしみ)は抜け殻の空蝉となり、命は連鎖してきた。 地上に現れた蝉はわずか一週間の命を謳歌して逝く。 外壁は40℃の灼熱の暑さ、この外壁の日陰に蝉に似た蛾を見つけた。 御先祖様を送ってきたら、もう飛び立っていなかった。 心なしか蝉の鳴き声も少なくなったようである。