父の日に亡き父の思い出をブログ記事としてプレゼントする。
93歳で他界した父の17回忌は既に過ぎ去った。
父が子や孫達に書き残した「老いのたわごと」と表題が付けられた、
方眼紙に書いてある直筆の随想がある。

昭和42年~43年に掛けて書き残している。

生前の父に、父の日プレゼントを贈った記憶はほとんど無い。
贈りたくても贈れなかった諸事情もあったが、(いい訳である)
我が身が老いを感じ始めた時、父の偉大さが身に沁みる。
直筆の随想など、とても書き残せない。

風蘭やバラ、ウグイスやカナリア・・・自然を愛する父であった。

子沢山の生活の中、男兄弟には躾の厳しい父でもあった。
ちゃぶ台をひっくり返す父に、何度折檻された事か・・・怖かった。
今は思い出の中でしかない父に、この駄文は見えているのだろうか?

窓外の夕焼け空が真っ赤である。

軒の風鈴も夕日を写して燃えている。

明日は菩提寺の大般若会がある。
父に在りし日の侘びでもしてこようか。
(この駄文を父の日プレゼントに換える)