懇意にさせて頂いていた知人から、古い天体望遠鏡を頂いた。
ミザール社製・コメットM-100型天体望遠鏡です。

若い頃は愛用していたそうだが、寄る年波でもう使わないと、
要るならあげるよと、無料で譲って貰ったのだが、
組み立て説明書は紛失されていたようで、
本人も組み立て方法を忘れたとの事で、
素人に取っては精密機械でもあり、組み立てに苦労しそうである。
子育て時代、人工衛星が初打ち上げで、
天体望遠鏡ブームとなっていて、
子供も天体望遠鏡を欲しがっていたのだが、
安サラリーマンの、この身には高価すぎて高値の花だった。
株式会社ミザールは、1952年に創業し、1957年より望遠鏡、顕微鏡の製造・販売を始めました。 米国とソ連の熾烈な宇宙開発競争で、1957年10月4日にソ連から世界初の人工衛星「スプートニク」 の打ち上げに成功したことにより、人々の目も一気に宇宙に向くことになったのです。 当時、大変高価でとても庶民の手には届かなかった天体望遠鏡ですが、 ミザール(当時の社名を日野金属産業株式会社といいます)は、 低価格の望遠鏡を開発・販売することになります。
庶民に夢を与え続けた名品たち
1966年には最初のベスト&ロングセラー機になる10cmの反射赤道儀「H-100型」価格32000円 (当時の大卒の初任給は26200円)を発売、
M-100型がどの位のランクで価額が幾らだったか判らない。
<孫姫の為に人肌脱ぐか>