
曹洞宗、菩提寺の大般若会へ初参加してきた。
感動しました。

この日特別に開かれた表門から、本道へ通じる道を登る。
参加した檀家衆は100名を超えていた。
田舎寺としては大盛況である。

御詠歌の奉詠が行われるなか、
近郷近在から集まってくれた曹洞宗の僧侶たちにより、

厳かな雰囲気のなかで大般若会が始まった。

カメラを向けるのも遠慮がちになる。

衆僧の中から選ばれた導師が長い法話を檀家衆に語りかける。
様々な逸話の中で自分に適した言葉だけ抜き取ってみると、
墓を仏壇を護る親の後姿を見て育った子供は、
そける(祖蹴る)事はない、それは万世に繋がる幸せの種となる。
これだけで充分となる収穫でした。
大般若会の華であり核となるのが、

大般若経六00巻の転読と言う行事です。
修證義内に書かれた経文しか知らない私は、
神妙に一挙手一挙手の、動作に魅せられた。

大般若経』六百巻は膨大な量で、
短い時間内で読みこなす事は出来ません。
そこで偈文を唱えながら一巻一巻パラパラと
転飜(てんぽん)し、
導師様だけが金欄表装の部厚い経本を読誦されます。
転飜(てんぽん)が無事に終わると、
再度、御詠歌が奉詠され、大般若会は滞りなく終わった。
出された料理をつまみ般若湯をいただき帰宅しました。

クモの糸に命を落とした蜻蛉に諸行無常を見ました。