
九州遺産「龍頭はみていた 首里城物語」を見直している。
太平洋戦争で米軍の猛攻撃で破壊つくされた沖縄の首里城は
平成4年見事に復活してその美しい姿を見せている。

首里城物語を見るとその有為転変ぶりが手に取るように判る。
地上放送は新潟では放映されなかった?がBS放送を録画した。
今沖縄は米軍基地の騒音や基地移設問題で揺れに揺れている。
北朝鮮が韓国軍艦を魚雷攻撃し沈没させた事件で、
沖縄米軍基地の必要性が急速に高まっている。
米軍も自衛隊も北に対する警戒レベルを上げているはずである。
沖縄在住の人、特に基地周辺に在住し、
米軍基地からの恩恵を受けていない人達にとっては、
基地そのものが憎しみの対象としか写らない様だ。
歴史にもしもは無いのだが、
沖縄が薩摩藩(鹿児島県)に併合されず、
中国に併合され飲み込まれていたら、
太平洋戦争で日本が沖縄を占領し、
その後アメリカに占領され、
アメリカは軍事作戦上、アメリカ領土としているはずである。
今の生活が、幸福か不幸かは生活レベルによる所が大きい。
歴史をどこで切り取り、何処と何処を比較して愛憎と見るか、
地球上どこへ行っても愛憎の歴史だらけである。
北方領土に住んでいた人達は住む場所から追い出され、
64年経った今でも、自由に北方領土墓参に戻る事さえ叶わない。
漁場からは追い出され、沖縄県人よりも苦しんでいる。
只その苦しみがマスコミから取り上げられない為に、
日本国民から忘れ去られているだけである。
辺野古移設に同意していた人達までが最低でも県外移設と言う、
鳩山総理の甘言に狂わされ、
普天間基地を囲むパフォーマンスに基地反対を叫んでいた。
まもなく基地移転に関する公式見解が日米共同で発表されるはずだ。
今の軍事情勢では沖縄こそが最良の軍事基地であり、
他に変えるべき土地は無い。
あらぬ期待を持たせた民主党政権は、
沖縄県人に対してそして日本人全てに対して重大な過ちを犯した。
我慢と言う言葉の裏には平和の為と言う複線が隠されている。
これは国でも、職場でも、家庭でも同じである。
沖縄の皆さん、我慢してください。
貴方たちだけが不幸ではないのです。
沖縄が中国に占領されると、今の平和な暮らしは破壊されます。
チベット民族に対する弾圧が沖縄県人に降りかかってくるのです。
「龍頭は見ていた 首里城物語」を見直しながら、
恩讐を越えて今の生活を噛み締める事こそが平和だと感じました。
ブロガーの皆さんの忌憚なきご意見をお待ちします。