GW・初日、ガンジーソフトが食べたいとの妻と娘の一言で行き先決定。
目的地は、旧和島村の良寛の里
目的地は同じだが、私の狙いは別の事にあった。

お休み処・和らぎ家のガンジーソフトはチョッと変わっている。
ソフトアイスクリームの入れ物が熱々の米粉パンになっていている。
その為、店外への持ち出しは禁止、溶けるため、お絞りが付いてくる。
濃厚なガンジー牛乳から作られたアイスと熱々パンのコラボレーションは最高の味でした。
ここまでは妻と娘の願いを叶えたのですが、


店内の障子戸に良寛の和歌が沢山出ていた。
貞心尼との和歌の交流がつぶさに判る障子戸でした。
しかし私の目的は、良寛の里にある。

「良寛の里美術館」と・・併設されている

「菊森記念美術館」の拝観です。
1991年4月良寛の里がオープンして以降はGWは物凄い人出でした、


月日は移り、今あの喧騒は何処へ去ったか、ヒッソリ感としています。
亡父は良寛に心酔していた。
古希記念で新潟に来た時に良寛の庵跡、五合庵へ連れて行った事がある。
昭和43年、6月初めの思い出です。

良寛に関する蔵書は沢山有ったが、その後に父が買い込んでいた一冊です。
美術館は撮影禁止が当たり前ですから写真は無いが、
拝観者が少なく、驚いた事に良寛の里美術館の館長自らが、
展示品の説明案内をかって出て下さった。
望外の幸せでした。
亡父の霊は私の背中で聞き耳を立てていた事であろう。
妻と娘は退屈で欠伸をかみ殺しているのが気がかりであったが、
1時間もかけて、展示品の詳しく丁寧な説明が有り難かったです。
「人の行く裏に道あり花の山」GW正に穴場でした。
良寛禅師の生き様に対する世間の評価は様々ですが、
晩年の貞心尼との交流などもあり、生き様を知るには良い機会でした。
空林拾葉
(なにもかも こだわりとれて)
の境地に触れたGWの初日でした。