入社式の若者たちの顔は溌剌と輝いていた。
数年前と比べて明かに変わった事がある。
髪の色が男女を問わず日本人の黒髪に戻っていた事である。
亜麻色の髪よりも黒髪に勝る色は無い。
就活の厳しさは髪の色を黒髪に戻したようである。
金髪銀髪エトセトラ、親から受け継いだ黒髪を、
脱色して染め替える必要などどこにも無いし見苦しいだけであった。
本来の日本人が復活した大きな証が入社式の黒髪であった。
逆に言えば、髪を染めて就職活動する不利が見直されたようだ。
外見が変われば心も変わる。
入社して何色に染まるか?

若者のフレッシュな瞳で今の日本政治の偏向ぶりを良く見て、
参議院選挙では1票を投じて欲しい。
魂の声を清き1票として投票してくれ。
日本経済の置かれている立場をしっかり認識して欲しい。
利益優先だけではない社会の礎を作り上げて欲しい。
人生の先が見えてきた、初老の呟きでした。