
冬空に寒満月が軒先を照らしていました。
寒月光を見ると、中学時代を思い出す。
【寒月光、時空を超えて仰ぎ見る】
【寒満月、雪も遠慮の睦月空】
【寒満月、雪も遠慮の睦月空】
『あすなろ物語』の「寒月がかかれば」で書かれた,井上靖の本をを読んだ記憶が蘇る。
純情を絵に描いたような中学時代であったが、『博多っ子純情』のような興味は人一倍持っていた。
通学距離はおよそ3km強、自転車は認められず毎日歩きであった。
通学路は一応決められてはいたが、規則破りは当たり前で、
学校帰りは田圃の畦道で虫を追ったり魚を獲ったり自由気ままな毎日であった。
学習塾など一軒も無く、落ちこぼれなど屁のカッパで毎日を暮らしていた。
ある時、川に足を入れて沢山の蛭を足に吸い付かせている年寄りを見つけた。
恐る恐る訳を聞くと、この蛭に大きなデキモノの膿を吸わせるのだと言っていた。
ヨウやチョウと呼ばれていたデキモノは当時はよく見かけた吹き出物でした。
気持ちの悪い物、怖かった物ほど記憶としての思い出は強いものです。
回想ブログを遡れば数々の体験談が書いてある。
寒満月の日は、雪が積もらないと義父母が良く話してくれていた。
今シーズンの大雪はどうやら一応の峠を越えた気がする。
暖気や雨で雪の表面は崩れ、表面に汚れを見せながら随分と溶けてきた。
屋根融雪の為に購入した灯油は〆て527ℓ、かなりの金額になる。
厳しい冬は後1ヶ月ほど、2月は穏やかで有って欲しい。