先日町内の忘年会で合唱した祝い歌の「天神ばやし」です。
私のデジカメで録音しながら、私の声も混じっています。
激動の今年も後3日で終わります。
巷に流れていた忘年会のざわめきも漸く落ち付いてきたようです。
此方雪国中越地域の、魚野川と信濃川合流域では、昔から伝わる祝い歌が【天神ばやし】です。
資料によると、下記地域で歌い継がれてきた祝い歌だそうで、
十日町市:全域/川西町:全域/松代町:菅刈地区
津南町:卯の木、鹿渡地区/中里村:荒屋を除く全域
高柳町、小国町の一部/小千谷市:片貝を除く全域
長岡市蓬平/山古志村/堀之内町/小出町/大和町/
六日町/塩沢町・・・・・
津南町:卯の木、鹿渡地区/中里村:荒屋を除く全域
高柳町、小国町の一部/小千谷市:片貝を除く全域
長岡市蓬平/山古志村/堀之内町/小出町/大和町/
六日町/塩沢町・・・・・
地域ごとに歌詞は微妙に違うのですが、
祝い事や宴会の歌い始めに一番鳥として代表が歌いだしの音頭を取ります。 音頭:めでたいこれのお台所 合唱:ヤ、お台所 お台所 ヤ、お釜七つ八つ 後ろに蔵が九つ 音頭:七つ八つ 合唱:後ろに蔵が九つ 《手締め》 宴会の終わりには、二番鳥として、同じ節回しで、 ご門の上の鶯がこれのだんな様知行や増やせと囀る めでたいものに大根種花が咲いてまた実りて俵重なる めでたいものには芋の種ずいき長うて葉が広うて孫子さかゆると歌われます。
部外者には歌詞がまったく判らず、最初はチンプンカンプンで
ご詠歌を聞いている気分でした・・・・今でもそうですがね。
詳しくは『歌謡(うた)つれづれ』056を読んでください。
小作農家の貧農が地主の旦那様を称えたり、
知行増せ(賃金を上げてくれ)と歌いの中に入っているのが面白く感じますね。