
伝説の花、おだまき=苧環=糸繰り草が、

路地の路肩に有る石垣の上の小さな空き地で

誰に邪魔される事もなく静かに咲いていた。

園芸品種ではないニホンオダマキが楚々として下を向いて咲いている。

こんな町の中で人に荒らされもせず健気に咲いていた。
この花を思うに付け静御前と源義経の悲恋物語を思い出します。
花言葉が⇒断固として勝つ・・・(紫花は⇒捨てられた恋人とも言う) 義経を思い頼朝の面前で涙ながらに踊らされた静御前の心情を見る思いがする。
伝説では奥州平泉に落ち延びた義経を追って静御前が、栃尾まで慕ってきて
この場所で力尽きたとされています。
静御前の短歌。 吉野山 峯の白雪踏み分けて 入りにし人の あとぞ恋しき, しずやしず しずのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな 。

苧環はこの墓所にこそ相応しい花のようです。

2005年ブログを開始して間もなく長岡市栃尾に在る
静御前のお墓を尋ね行った時のブログ記事が↓です。
不具合が生じ、リンク先に行けなくなっていた。
時は無常です、わずか4年の間にブログ友も変わってしまった。