
メキシコで発生した豚インフルエンザはここ数日で世界的広がりを見せ、
WHOは警戒水準をレベル3からレベル4のフエーズ4に引き上げ,
豚インフルエンザの名称を新型インフルエンザと改めた。

人から人に感染するフエーズ4は世界中で不気味な広がりを見せている。
過去世界ではスペイン風邪(HINI)に始まりアジア風邪(H2N2型)と香港風邪(H3N2型)などを経験し多くの犠牲者を出してきた。
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病原菌による死者数は戦争での死者数を大幅に上回っている。
今回の豚インフルエンザはまだ始まったばかりで何時日本に入ってくるかは未定だが、
時間の問題と考えたほうが良いだろう。
ウイルスが人から人へ感染するうちに、強毒性に変化するすることは良く知られている。
スペイン風邪でも第1回目の流行よりも2度目3度目の流行のほうが、
人類の死者は多くなっている。
日本でのスペイン風邪による犠牲者も3回目での流行が最も多かったそうである。
詳しい統計も無かった時代、世界中の死者数は4000万人とも1億人とも言われている。
人類の半数が罹患しその半数が発症、人類に免疫ができ漸く下火になっている。
現在は新型ウイルス用に開発されている「タミフル」や「リレンザ」などの
「抗ウイルス薬」が功を奏し先進諸国では早期投与で軽症のまま全治している。
夏に向かい新型インフルエンザ菌は通常なら活動を停止する時期であるが、
怖いのは人体で潜伏し秋以降に起こるであろう第2回目以降の流行にある。
秋以降、強毒化した耐性菌が世界的な大流行を引き起こさない事を祈るばかりである。
我が家は早々と備蓄食糧を少しばかり買い増した。