
冬を前に、消雪パイプの点検が至る所で行われている。
地下水を汲み上げて、温度差で雪を消す・・・・・

川の水を揚水して道に流しても、地下水に比べ温度が低いので雪を溶かす効率は低い。
これこそが雪国しかない道路施設で水の出方を一穴ごとに点検する。
経験上、点検に使用する鉄線は、自転車用タイヤのリームが最適である。
シーズン中でも穴が詰まって水の出が悪くなると、リームを使ってゴミをせせり出す。
シーズンオフの間に穴に砂やゴミが溜まり点検していないと、
部分的に水が吹き上がったり、均一に水が出なくなり、消雪の用を成さなくなる。
市内津々浦々にまで張り巡らされた消雪パイプではあるが、
豪雪ともなれば地下水の汲み上げすぎで水が枯れたり、地盤沈下で揚水が制限される。
便利この上ない消雪パイプなのだが、やはり自然相手なので、
許可を得ていない揚水ポンプ設置は禁止されている。
除雪機械の充実と消雪パイプのお陰で道路事情は画期的に良くなった。
消雪に関して言えば温暖化は雪国に取ってありがたい。
この冬もスキー場などを除けば、街中は小雪であって欲しい。

昨日、暫く家を留守にしたら、パルが情緒不安定になり、新聞紙をバリバリに引き裂いていた。
私が癌で入院した際も情緒不安定になっていた、感受性の強い犬である。