どこかで子猫の声がする。
何時もの朝の散歩中、川岸の畑の中から子猫の声がした。
親を呼ぶ哀れなか細い声である。
直ぐに声の主を見つけたが親も他の子猫もあたりにいない。
お腹がすいているのか水が飲みたいのか、妻が抱き上げ取りあえず餌をやるため
散歩を中断して子猫を持ち帰った。
不満たらたらの犬達をなだめなだめ、道々、町内の人にこの猫の事を聞きながら帰ってきたが、
親は野良猫で5匹の子がいたそうだ。
この位の大きさなら親に捨てられたか親に何か有ったのではないかと話しはでたが、
この子猫を飼ってくれると申し出てくれる人はいなかった。
我が家もパニョがいるし、娘にチョッと事情があり猫を飼う事ができない。

薄めたミルクを飲ませ犬の餌を細かくして与えたら、

ガツガツと飲み食いしてくれた。
よほどお腹がすいていたのだろう。
パルは不審者侵入と吠え掛かる。

子猫はさほど怯えていないで私の指にじゃれ付いて歯を当てている。
ダニ感染や病気になっていると悪いのでこれから獣医の元へ連れてゆく予定です。
お腹が一杯になったのか子猫は満足そうに寝ています。