先週の旅行疲れが気抜け中弛みの元である。
何をしても気が乗らず気だるい感じで日が過ぎてゆく。

満開だった桜は花吹雪となり、草の葉をピンクに染め上げ始めている。

男三匹、カメラに撮られ無我夢中で桜の草地を走り回った。

こんな可憐なチューリップが1輪咲いていた。
妻と共に借りてきた、「夕凪の街 桜の国」のDVDは昭和30年代の広島の物語だった。
原爆に痛めつけられた物語は悲しいが、生き抜いて現代にまで子孫が繋がる話であった。
自分の昭和33年代を振り返ると、丁度中学時代である。
アメリカが人工衛星を打ち上げ
売春防止法が施行され
東京タワーが完成した年である。
無法松の一生が巷に流れ、おーい中村君や、からたち日記など、みんな純情だった。
自分は何をしていたのだろうか?
3km強の道を毎日学校まで歩いて通い、通学路を外れて目に付く自然と触れ合っていた。
学校近くの小さな湧き水の出る場所で、
川茸(かわたけ)の自然発生地を見つけ手に採れるだけ取り家に持ち帰った。
生の川茸は美味しくてまだ有れば採って来いと急かされた事を覚えている。
場所は家族にも明かさず2~3度採取した後、突然水がでなくなってしまった。
当然ながら川茸も発生しなくなってしまった。
その後で親友にその話をしても誰も信じてくれなかった。
それもそのはずで、川茸はよほど条件が揃わなければ発生しない貴重な食材である。
故郷甘木の黄金川では今でも川茸の生産が行われている。
この話は一度ブログで書いたような気がするが、記事が余りにも多くなりすぎ判らぬ。
春宵一話ではないが、DVDを見たことから妙なことを思い出してしまった。
明日は次の旅行の計画でもしてみようか?