私の体調の回復に合わせパルがすっかり元気になった。
先日パルが頭で開けた障子戸の穴が終に一枠分開いてしまった。
犯人は勿論パルである。
私の目を盗んで無理やり体を乗り入れ穴を大きくしたのである。
しょうがないので、妻が一枠分の紙を剥いでしまった。
パルは意気揚々として出入り自由と今世の春を楽しんでいる。
ノアはそうはいかない、パルが開けた穴であり、パルに気兼ねしてか入れないようである。
他の場所も爪で開けた小さな穴だらけであり、
寒くは無いので暫くこのままで我慢する事にした。
それにしてもパルの穴あけは鮮やかでその手並みの鮮やかさに感心してしまう。
窓辺に座り道行く人を眺めるのがストレス解消に役立つようである。
誰かが家に入る気配があるとすかさず吼えて家族に知らせてくれる。
我が家ではピンポンなどいらない。
私の体調の回復に合わせパルがすっかり元気になった。